「定額解約サービス」を利用する方法も
相場が気になる方は「定額解約サービス」を利用し、老後の年金代わりに毎月定めた金額を解約してもよいと思いますが、この「定額解約サービス」にも欠点があり注意が必要です。
このサービスは毎月決まった金額を自動解約するものですから、保有する投信の時価が下げたときに多くの口数を解約することになりますし、逆に相場が上がったときに解約する口数は少なくなります。
つまり、相場が高いときに少なく解約し、逆に安いときにたくさん解約してしまうことになるわけです。
これは、積み立て時の「ドルコスト平均効果」の裏返しで、平均解約単価を下げる方向に働いてしまいます。
それを避ける方法として、金額ではなく株数(や口数)を決めて解約するという手法がありますが、その場合、解約する金額は相場動向によって毎月変動しますから、これもストレスになるでしょう。
投資に対する考えは十人十色
投資に対する考えは十人十色です。年齢や保有資産の規模も違いますし、株価変動に対する気持ちの上での許容度も違いますし、ライフプランもひとそれぞれです。
たしかに積み立て投資には優れた面がありますが、すべての人が等しくその効果を享受できるわけではありません。
昨今は、金融庁の旗振りもあって積み立て投資は万能のように言われていますが、上記のようにもう少し深いところまで考える必要があるように僕は思います。
『一緒に歩もう!小富豪への道』(2018年7月26日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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