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金融政策決定会合も控える10月5日週は売買代金上位の変動率に注目

チャート好転が確認されるまでは、短期逆張りの売り買い両面で

大台割れもあった9月28日週を振り返り

今週の株式相場は、軟調展開となった先週の流れから、月曜日も軟化。火曜日に大きく売り込まれたあと、水曜日、木曜日と持ち直す動き。金曜日には売り買いが交錯するなど、週初の調整から持ち直す展開となっています。

日経平均株価は、先週末の1万7800円台から、月曜日に1万7600円台、火曜日に大台割れの1万6900円台まで下押し。水曜日に1万7300円台、木曜日に1万7700円台まで戻し、下げを埋める動きを見せたあと、金曜日も1万7700円レベルで値を固めてきました。

【日経平均株価チャート 2015年10月2日終値】

【日経平均株価チャート 2015年10月2日終値】

先週の株式市場は、シルバーウィークの五連休を挟んで木曜日、金曜日の2営業日の取引でしたが、休場中の外部要因悪化を受けて軟調展開を余儀なくされました。

先週末の米国市場ではイエレンFRB議長の年内の利上げ実施の講演のほか、4~6月期のGDPが上方修正されたことなどからダウは113.35ドル高。1万6314.67ドルで取引を終えています。週明け月曜日の東京株式市場では、9月末の権利落ち日を迎えて配当、優待修正売りが主導。110円強と見られる配当落ちで下落スタートとなった日経平均はプラス圏に浮上する場面もあるも、後場に入ると急速に値を消す展開で月曜日の日経平均は先週末比235.40円安の1万7645.11円と反落スタートに。

月曜夜の米国市場は、中国経済悪化懸念などもあってダウ平均が先週末比312.78ドル安の1万6001.89ドルと大幅下落。外国為替市場でも1ドル120円台割れの円高推移と外部要因悪化とともに売り圧力を強めた火曜日は、第一中央汽船の経営破綻なども心理的な重しとなり、日経平均株価は直近安値である大台17,000円割れ。前日比714.27円安の1万6930.84円と大幅続落。1月以来の安値水準となり、今年前半で形成した上昇分を消してきました。

米国株、ドル円下げ止まりとともに水曜日の株式市場は見直し買いを集める動き。自律反発の前場から、後場にかけては大きく下押しした火曜日の日中下落分を埋めてくる動き。日経平均株価は前日比457.31円高の1万7388.15円と反発しました。ADP雇用統計を先取りする動きもあった模様です。

その注目の9月ADP雇用統計は民間部門雇用者数が20万人増と市場予想を上回り、米国株が上昇。米雇用統計に対する警戒感が和らいだほか、日銀短観も景況感悪化も設備投資拡大を示唆するなど、経済指標確認とともに円安推移も確認されており、続く木曜日も見直しが継続。日経平均株価は前日比334.27円高の1万7722.42円と続伸。火曜日の下落分を埋め、先週高値レベルまで上昇してきました。

ただ、米国市場で新規失業保険申請件数が堅調だったものの、ISM製造業景況指数が振るわず、米雇用統計に対する警戒感から米国株は売り買い交錯。東京市場でも、連日で買い進まれていた経緯から金曜日には円高推移を受けて利益確定売りが先行。ただ、戻り売り圧力は軽く、売り一巡後は買い直されています。雇用統計を見極めたいとする思惑から、様子見ムードも広がり、金曜日の日経平均株価終値は前日比2.71円高の1万7725.13円と小幅続伸して週を終えました。

下値不安は後退か?しかし変動率の高い相場環境は続きそう

東京市場では大型連休を経て地合いが軟化、一旦は反転を見せた相場にも底割れ懸念が高まりました。今週は株価下落に賭ける「空売り」を手掛けて株価調整局面とともに利益を上げられた方も多かったのではないでしょうか。

ただ、水曜日以降の相場は戻りを試しており、ボラティリティ上昇とともに米雇用統計控えて売り買いが交錯する局面。重要経済指標前で方向感を探る展開となった金曜日の株式相場でも見られたように、株価指数は利食い先行も押し目買いで持ち直すなど、やや下値不安が後退している状況でしょうか。

チャート上でも下値切り上げから前営業日に奪回した5日移動平均線(1万7482.33円)上で推移しているものの、上値は前営業日高値には届いていません。

10月2日夜発表の米雇用統計確認後の市場反応を見極める段階となりますが、上値切り下げの株価指数、そして25日移動平均線奪回など、チャート好転が確認されるまでは相場方向性は見極めにくい状況。ここはどちらかにポジションを傾けるのではなく、売り買い両面で臨みたいところです。

そこで、来週は「売買代金上位銘柄の変動率」に注目してみてください。株価指数の変動率上昇とともに日経平均株価構成比率上位銘柄やメガバンクなど中核銘柄の変動率も高くなっており、日経平均株価が出直りを見せる局面では上昇が期待できますし、そして戻り売りに押された局面でも空売りが活用できます。

変動率上昇が期待できる銘柄を手掛けていけば、日中のうちに取引を完結させるデイトレードの機会ともなりそう。来週には日銀金融政策決定会合などイベントも控えており、まだまだ変動率の高い相場環境が続くことになるでしょう。

プロの視点。今、乗るべき銘柄が見えてくる。』(2015年10月2日号)より一部抜粋

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