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そろそろ仮想通貨の夢から醒める時。無価値なものに一般人を巻き込んだのは誰か?=矢口新

「仮想通貨はさらに広がるが、お金の代替とはならない」との意見

アリアンツの首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は27日、仮想通貨について、今年に入り大幅に値下がりしているが、機関投資家の参入が増えていることから、「仮想通貨は今後も存続し、一段と広まっていくと思う。ただしエコシステムの一部としてで、当初予想されたような主流とはならないだろう」と語った。

「仮想通貨には通貨の本質的属性がなく、おカネの代替とはならない」とし、仮想通貨は通貨ではなく商品(コモディティー)だと強調した。
※参考:仮想通貨は今後も存続、通貨ではなく商品=エラリアン氏 – ロイター(2018年11月28日配信)

仮想通貨は「商品(コモディティー)とも言えない」のでは?

不思議なコメントだ。「仮想通貨には通貨の本質的属性がなく、おカネの代替とはならない」としながら、「商品(コモディティー)」の本質的属性もないとは、見なさないのだろうか?

原油、金属、穀物といった商品先物の現物には、どれもが実体経済とつながった実在する生産者や消費者がいるが、仮想通貨にはそうしたものはない

商品市場が上場させたからといって、商品の本質的属性を得たわけではないのだ。機関投資家のレベルも随分と低下したものだ。

私事になるが、何年か前に、仮想通貨市場を立ち上げるとした方々からお誘いを受けた。海外情報をもとに、月何本かの仮想通貨についてのコメントを書いて欲しいというものだった。

私のキャリアや著書を知っている人たちで、条件の良い報酬も提案してくれた。私は、「仮想通貨には通貨の本質的属性がないので、否定的なコメントをバンバン書いても宜しいのなら」と答えた。

食事の席だったので、その時には「それでも結構ですから、お願いします」と言ってくれたが、それ以降、何年も経つのに音沙汰がない。私の方からも、事実上、断ったつもりなので、連絡を入れていない。

市場を立ち上げたのかどうかも知らない。後日譚を聞きたいものだ。

Next: 仮想通貨はベースボールカードのようなもの。一般人を騙すのはよくない

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