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「宝くじ」で夢を買って現実を毟られる庶民たち、なぜ買うのをやめられないのか?=鈴木傾城

夢にお金を吸い取られている場合ではない

宝くじの夢は現実逃避の最たるものである。だから現実逃避をしたい人がそれを買う。しかし、「夢」は売り物なのだろうか。「夢」を買ってると思って、ただ単に金を毟られているだけではないのか。

切れ目のない努力や長い時間をかけて磨き抜かれた能力が介在しない場合、その多くは現実逃避である。当然のことだが、現実逃避で現実を乗り切ることは無理だ。

現実を乗り切るには、逃避した現実に再び戻らなければならない。人生の一発大逆転やよく分からない一攫千金ではなく、無理のない範囲で確実に「積み上げる」のが重要だ。

着実な「積み上げ」の向こう側に夢を見るべきだ

「積み上げる」というのは、貯金でも投資でも資金を失うことなく増やせるものを指す。一生懸命に働いて、毎月3万円を貯めるというのも「積み上げる」ものであり、それはとても堅実であり確実だ。

その前に、毎日ちゃんと働いて毎月の給料を手に入れるというのも「積み上げ」である。きちんと働くという実績の積み上げは、長い人生の中で最も堅実なものだ。

優良企業の株式を手に入れて、毎年の配当を再投資するというのも「積み上げ」である。

優良企業は配当だけでなく、確実に株価も上昇させるので、積み上げと共に含み益もまた得ることができる。これによって「積み上げ」が加速する。

着実な計算があれば別に夢は必要ない。必要なのは夢ではなく遂行能力だ。しかし、あえて明るい夢を見たいというのであれば、このような着実な「積み上げ」の向こう側に夢を見るべきである。

宝くじには「積み上げ」も何もない

才能や能力ですらも、日々の努力や精進や工夫による「積み上げ」で手に入れる必要がある。それは妄想で手に入らない。また、棚からぼた餅で手に入れるものではない。

宝くじの夢がただの現実逃避であるのは、そこには「積み上げ」も何もないからである。「積み上げ」は楽ではない。手間も時間もかかる。

しかし、その基本をおろそかにしているようでは、この弱肉強食の世の中で生き抜くことはできない。現実逃避して生きても仕方がない。

Next: 宝くじは現実逃避の最たるもの。逃げていてはこの世は生き残れない

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