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底堅い動きを見せる日経平均、ここから上昇へ向かうのか?〜株式ペンタゴンチャート分析=川口一晃

ニューヨーク・ダウ 逆行が生じる

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先週のレポートでは、ADラインに注目した。上値抵抗線ADラインを超えると「時間の逆行」が生じる。したがって、ADラインを超える大きな上昇の確率は低いと考えられたからだ。実際には、上昇が続き、先週末の終値ではADラインを超えて、時間の逆行が生じることとなった。
次の注目日は1月25日前後である。

A点水準:約23,700ドル
B点水準:約23,000ドル
D点水準:約24,800ドル

今週のポイントは、逆行現象は解消されるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
ADラインに注目したい。ADラインを超えている状態は、時間の逆行である。この状態はペンタゴンチャート上はあってはならないとされている。したがって、D点が位置する時間帯に到達するまでにADラインの内側に株価が戻ってくることが考えられる。つまり、上値は重たくなっていくことが考えられる。

<トレンドのポイント(長期)>
下落トレンドの上昇局面である。

<あくまで参考売買ポジション(短期)>
現在は、買いポジション。
売りポジションへの変更は、23,900ドルを終値で割り込むことである。

<現在のシナリオ>
上値抵抗線と考えられていたADラインを超えてくるほど、上昇エネルギーが強い。また、A点が位置する時間帯以降も上昇が続いている。したがって、ADラインが下値支持線となり堅調な展開が続く可能性はある。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性がある。上述したように、ADラインを超えている状態は解消される確率が高い。したがって、ADラインの内側に引き戻されることが予想される。また、先週末に到達したB点の時間的位置が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。

Next: ナスダック どこまで上昇するのか~米国市場分析

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