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本業だけでは貧困生活へ…自分だけがラクに稼げる「副業」を見つける方法=俣野成敏

<副業を成功させるための2大要素>

  1. 普段、自分が行っている業務の一部を副業化する
  2. 他人に請われて、その仕事を始める(需要があるかどうかの見極め)

前述のIT企業社員が行っている副業は、この2点が当てはまることから、今後も事業として継続していける可能性が高い、と判断できます。

<「副業が本業になった」2つの事例>

次に、副業から独立・起業した事例を2つお話しいたします。

1つ目は、あるライターの事例です。その方は、出版社に勤めたことはありません。もともとは販売員でした。

その方はある時、セールス力をアップするセミナーに通い始めます。熱心に受講し、積極的に発言したり、周りの受講生を助けたりしていました。すると、セミナー講師から「受講生のレポートをまとめないか」という話をもらいます。

その方は、言われた通りに受講生のレポートをまとめると、講師から大変、喜ばれました。それを続けているうちに、やがて講師から「文章を書かないか?」と言われます。その要望に応えているうちに、なんと講師から別の顧客まで紹介されました。

これ以上、仕事との掛け持ちが難しくなり、その方はとうとう、ライターとして独立するに至りました。

販売員とライターというと、一見、まったくかけ離れた職業のようにも見えます。しかしその方は以前、大学の通信教育に通って3年間、文章を書いていた経験がありました。さらに販売員だった頃の経験を活かして、今ではビジネスノウハウ専門のライターとして活動しています。

もう1つの事例は、現在、事務コンサルタントをしている方です。その方はサラリーマン時代、広告代理店に勤めており、クライアントとデザイナーの間に入って調整したり、印刷会社との折衝に当たったり、という仕事をしていました。

ある時、その方は病気のために会社を退社し、しばらく休養していました。その後、病気が治癒したので、そろそろ本業に復帰しようかという時に、知人から「仕事を手伝ってくれないか」という声がかかりました。広告代理店に勤めていた時の人脈で、周りには独立・起業をしている方が多くいました。

その方は言われるまま、試しに知人を手伝ってみたところ、知人の会社の売り上げが1年で3倍になりました。その方が事務作業を引き受け、仕事の調整に当たったことで、知人が本来の業務に集中できるようになったのです。その評判が口コミで広がり、その方は独立を果たしました。

このように、副業は「普段、当たり前のように行っていること+他人からお願いされたこと」というのが、独立に至る成功パターンの基本です。

Next: どうやって副業のアイデアを引っ張り出し、それを形にするのか?

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