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日経平均、3日ぶり小反落の2万1,505円。ビットコイン上昇で仮想通貨関連銘柄がS高も(4/2)

日経平均は3日ぶりの小幅安、2万1,505円で取引終了。昨晩のNYダウ大幅高を受けて高値で始まったものの引けにかけて新年度の益出しと見られる売りが強まった。(『ハロー!株式』)

ビットコイン久しぶりの上昇でリミックスポイントがS高

相場概況

本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶりに小幅安、3円安の2万1,505円で取引終了です。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

昨晩のNYダウが329ドルの大幅高となり、円相場も1ドル=111.40円前後の円安に振れたことを好感して朝方から買いが先行、寄付きは235円高のオープニングとなりました。外国人と見られる買いが半導体関連に入っています。買い一巡後は運用新年度入りに伴う国内金融機関の益出しと見られる売りが強まり、引けにかけては上げ幅縮小から小幅安となっています。売買代金は2兆3,336億円、上海総合指数は6ポイント高の3,176です。

業種別では、鉱業、非鉄、機械、銀行、証券、海運などの上げが目立ち、一方で不動産、陸運、小売り、電力ガス、水産、食品などの下げが目立ちます。

個別銘柄では、半導体製造装置のニューフレアが140円高の6,390円、東京エレクが505円高の1万6,865円、アドバンテストが120円高の2,762円、半導体や電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界首位のディスコが1,010円高の1万7,410円となるなど半導体関連が軒並み大幅高。

米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が続伸しており、また中国の景気が底入れの兆しを見せてきたことで先高を期待した買いが入ってきています。

マネックスGが29円高の413円と7%を超える大幅高。仮想通貨ビットコインのドル建て価格が直近で1ビットコイン=4,700ドル台後半と18年11月以来の高値水準となっており、子会社に仮想通貨交換所コインチェックを有する同社に思惑的な買いが入っています。

関連銘柄として仮想通貨交換所「ビットポイント」を運営するリミックスポイントもストップ高で80円高の386円となっています。

旧王子製紙のうち十條製紙を継承し、製紙2位の日本紙が53円高の2,354円と2017年11月の上場来高値2,366円に急接近。印刷用紙の価格を1月出荷分から引き上げており、業績大幅改善を期待した買いが入っています。

その他、リチウムイオン電池セパレーターのダブル・スコープが141円高の1,772円、液晶・太陽電池関連の画像検査装置を手掛けるクボテックが73円高の435円。NY市場で原油価格が約5カ月ぶりの高値水準まで上昇したことで国際帝石が24円高の1,090.5円と値を上げています。

本日の新高値銘柄は、デジタルアーツ、日清紡、王子紙、日本紙、信越化、オービック、ディスコ、ツガミ、ダイフク、三菱電、日本電産、ダブルスコープ、ファナック、京セラ、村田製・・・等々です。

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