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マスコミに私怨?安倍首相が報道に求める「公正・中立」の呆れた中身=不破利晴

100%出来レース!政権意向の忖度に余念がない日本の新聞各紙

その一方で、日本の新聞各紙は政権の圧力を受け、政権の意向を忖度(そんたく)するような紙面づくりに余念がない。これでは新聞は面白いはずもなく、益々新聞離れを加速させている。

さらに安倍政権に関しては実に興味深い動画が公開されている。

ビデオジャーナリスト・神保哲生氏が主宰するvideonews.comによる「記者会見は首相の独演会ではない」がそれである。

この動画は9月に自民党総裁に再任された際、安倍首相によって開催された記者会見の模様を収めたものである。23分49秒の動画の内、問題となるシーンは17分が経過した時に始まる。

「それでは最後に一問だけ(質問を)お受けしますので、いかがですか?」と司会が記者たちに質問の挙手を促す。勿論、フリーのジャーナリストを始め何人か手を挙げる者がいるのだが、司会が指名したのは挙手をしてもいないNHKの「ハラ記者」なのである。

それではハラさん、どうぞ。いかがです?手を挙げてませんでしたか?」などと言いながらNHKの記者に質問をさせている。他の記者は完全に無視されている!

これこそ、出来レースの記者会見であり、安倍政権のメディア戦略を見事に象徴している。ここにはメディア・リテラシーのかけらもなく、また報道の「公正・中立」の影も形もない。

安倍政権は手なずけた特権的な身内相手に記者会見を開いているようなものであり、そんな身内にしか質問を許さない。

「学級崩壊」とも言うべき低レベルなマスコミ環境の中に、安倍政権は立っている。これでは「裸の王様」そのものではないか?

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インターネット政党が日本を変える!』(2015年12月29日号)より
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「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」驚かせてすみません。私は不破利晴と申します。私は、元駐レバノン特命全権大使・天木直人氏と共に、「インターネット政党」の成功に向けて活動しています。インターネット政党『新党憲法9条』のWebサイトをつくり、日々の運用管理をしています。想像して欲しいことがあります。→「毎日働き詰めで辛くありませんか?」→「生きることに目的を見失って辛くありませんか?」→「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」インターネット政党の主役は「あなた」です。

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