【対応術1】「時間泥棒」タイプの上司には…
たとえば時間泥棒。
時間泥棒には「時間泥棒するヒマ」がないほどにこちらから先制攻撃するのが基本でしょう。
会議のセッティングは、先方がやる前に「お手伝いします」とか何とか言ってこちらでセッティングしてしまう、方針を決めるのに、どちらかを選べば済むような資料をあらかじめ作成してしまうなど、具体的にはいろいろと工夫ができそうですね。
【対応術2】「気持ち泥棒」タイプの上司には…
気持ち泥棒タイプはというと、奇襲攻撃が一番。責任を回避しがちなタイプですので、それには言ったことのメモを取ったり、発言を録音しておいたりして、いざというときにそれらを手裏剣のように投げるわけです。
【対応術3】「労力泥棒」タイプの上司には…
労力泥棒タイプは、すぐにコピーを頼んだり、報告書ばかり出させるタイプです。
私がやったのは、報告書であれば、先方の指示を松前にシンプルに作成して提出してしまう。つまり先制攻撃を仕掛けたのです。
結局、相手が変わることに過剰な期待をかけずに、自分から変わって新しい関係を生み出すという、本書に底流する方法のバリエーションなのです。
『久恒啓一メールマガジン 図解達人への道』(2016年1月7日号)より
※太字はMONEY VOICE編集部による
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久恒啓一メールマガジン 図解達人への道
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文章と箇条書きを中心とするコミュニケーションは、組織の生産性を3割ほどもダウンさせているのではないか。こういった観点から私は過去20年にわたって、「図解コミュニケーション」という考え方を提唱して活動を続けてまいりました。図解コミュニケーションの核心は、理解力や伝達力の向上以上に「考える力」の獲得にあります。企画力、構想力、思考力を鍛えることが個人にとっても組織にとっても喫緊の課題です。受講者との交流を大事にしながら、図解コミュニケーションの達人を数多く輩出していく場にしたいと念願しています。