中国商務省によれば、去年1年間の日本からの投資は、前の年より25.2%のマイナスになったと発表し、3年連続の前年割れとなった。
中国商務省いわく、日本の景気が悪いことが原因とのことだが、年初以来サーキットブレイカーを発動させまくっている中国にそれを言えた義理はないだろう。
北朝鮮については、6日の水爆実験(4回目の核実験)を中国に通告せずに行った
とされている。中国サイドは、北朝鮮に対し核実験をしないように働きかけていたにも関わらず、様々な支援をしてきたにも関わらず、完全無視でぶっ放してしまったのである。
習近平国家主席としては「なんでやねんっ!」という気持ちであろう。
そして韓国。先日の慰安婦問題(はないのだが…)に関する日韓合意をみても、おそらく韓国として、あまり中国依存はしない方がよいだろう、という想いが透けて見える。
経済的に衰退しているのは誰が見ても明らかなため、政策として舵を切らなければならない、という上で日本へ働きかけてきたのではないだろうか。
先日、中国は2015年の経済成長率を6.9%と発表した。だが、これを本気で信じている業界関係者(エコノミストや経済評論家)はまずいないだろう。中国の外貨準備も驚愕のペースで減少している。
ギリシャがユーロを離脱しない限り復活しないのと同じように、中国は現在の政治体制、世界への圧力、そして嘘で塗り固められた数字を改善しない限り、崩壊への道は止まらないだろう。
『落合王子のマネーアカデミー』(2016年1月25日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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