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NYダウは9月の上げ分をすべて戻したかたちに、東京は買い意欲の強さ変わらず(10/3)=持田有紀子

昨日の海外市場は、北朝鮮の発射したミサイルがSLBMではないかという疑いなどの材料を受けてリスク回避の動きとなった。日経先物は一時2万1,280円をつけた。(『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』持田有紀子)

※本記事は、『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』 2019年10月3日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:持田有紀子(もちだゆきこ)
慶応義塾大学法学部政治学科卒。野村証券入社、本社・商品本部で株式トレーダーを経て、女性初の総合職として本店営業部へ。株式オプション課や営業課を経験する。退社後は人事コンサルティングの分野で活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のためのコンピテンシーモデルの開発などに携わる。2005年にアルジャントレード(株)を立ち上げ、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報サービスに関わっている。現在、同社における代表取締役。マネーコンサルタント。

北の発射ミサイルSLBMの疑い、ファンダメンタルズに意識向かう

WTOがアメリカの対EUで報復関税を認めた影響も

昨日も海外市場ではリスク回避が続いた。新規な材料としては、北朝鮮の発射したミサイルがSLBMではないかとの疑いが出てきたことだ。

これに対して、間もなく始まろうとしている米朝会合におけるアメリカの態度はどうなるのかという不安定要因の増大した。潜水艦からミサイルが発射できるとなると米国にも脅威である。

次にBREXIT絡みで、ジョンソン首相から出てきた新提案というのは何の代わり映えもしないものであったことである。提案が受け入れられなければ強行に離脱すると口で入っている。

しかしすでに先月、合意なしの離脱をするくらいならばEUに離脱延期を申し入れることを議会で可決している。ただのパフォーマンスとしか見えないのである。

そしてWTOがアメリカの対EUでの報復関税を認めたことだ。エアバスへの補助金が実質的な関税障壁と同じではないかという従来からのアメリカの主張を是認したわけである。これによって米側は食料品の輸入に追加関税をかけるものだと考えられている

これによって米国株は大幅続落となった。9月に持ち上がったゲインはすべて吐き出した格好となる。日経先物も2万1,280円まで安値をつけている。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

NYダウ 日足(SBI証券提供)

東京時間では買い意欲は変わらずとはいうものの、ドル円が106円台に落ち込むなど株価の足を引っ張っている。昨日ドイツの研究所がドイツGDP見通しをまた引き下げた。米国でも経済データの結果に注目が集まってきている。

日本時間 11時30分
日経=21320, 円債=154.84, JPY=107.13

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image by: mantinov / Shutterstock.com

持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』(2019年10月3日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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