世界最大規模のエネルギーサービス企業もリストラへ
続いて、オイル・シェールガス採掘業者に向けて技術サービスを売る企業であるハリバートン社(Halliburton)のリストラ解雇の短い報道を紹介します。同社は世界最大規模のエネルギーサービスの多国籍企業です。
こちらも同様に、海外の報道を翻訳しながら解説します。
ハリバートン社は、米国で約650人の技術者を追加解雇すると発表。
これは原油価格の低迷、および今後の配当金確保のためのリストラ策とのこと。
今年の上半期に、同社は約8%に相当する人員の首切りをしてきた。
出典:Halliburton cutting 650 jobs as U.S. oilfield slowdown accelerates – Reuters(2019年10月10日配信)
シェールオイル・ガス採掘業者からの需要が激減している
下図をご覧ください。同社の2019年第1四半期の業績データから作成した、同社の地域別売上高です。単位はM$です。
北米地域:10%減少(上半期比較)
中南米地域:24%増加(同)
欧州・アフリカほかの地域:9%増加(同)
中東・アジア地域:8%の増加(同)
売上全体の約6割を占める北米地域で、10%の売上が減っているのです。となれば、シェールオイル・ガス掘削業者からの需要が減っていることになります。
それも第3四半期に入って、急激に減っている可能性があるということになります。
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※太字はMONEY VOICE編集部による