中国は「金地金が安全」と見ている
IMFによれば、現在米ドルは世界基軸資産で、全世界の外貨準備に占める米ドルの割合は58%である。
他方、全世界の債務金額の約40%が米ドル建てで、「現在は米ドルが中核となって金融は動いているが、徐々に使用通貨も多極化する」とS&P格付機関は予想している。
出典:China diversifying FX reserves, assets to counter US dollar exposure – CNBC(2019年11月17日配信)
ここには記述されていないが、中国としては、諸国が自由に発行出来るペーパー・マネーではなく、どこでも通用する金地金を「隠匿資産」に貯め込んでいるはず。
米ドルなどの紙幣は、実際に印刷せずとも、キーボードで電子的に発行できるようなものゆえに、やはり安全資産は金地金になると中国政府は考えているはず。
そうでなければ、彼らの野望は盧生(ろせい)の邯鄲(かんたん)の夢で終わるから。
日本は眼が覚めているのだろうか?
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※太字はMONEY VOICE編集部による