fbpx

米国の4人家族は世帯年収1,000万円が中央値、日本は急速に豊かさを失っている=田中徹朗

海外に目を向けて成長に乗る

もちろん僕も経済的な豊かさが、すべてでないことは理解しているつもりです。

経済的な豊かさなどハナから追い求めず、いまある環境に満足し、心の豊かさを深めてゆくことのほうが、よほど大切なのかもしれません。

いわゆる「足るを知る」というヤツです。

それでも僕などは、とてもその境地に達することなどできません。

たとえば、リッチそうな外国人旅行者をみると、自分も頑張ろうという気持ちになりますし、どうすれば日本に住みながら、彼らに負けずに済むかと考えてしまいます。

おそらく大半の方は、僕と同じ意見ではないでしょうか。

では、どのようにすれば私たちは、経済的に衰退しつつある日本に居ながら、豊かさを維持することができるのでしょう?

株式会社というものはよくできたもので、株式の保有を通し、その会社が生み出す価値を、私たちは共有することができます。

しかも上場企業の株は誰に対してもオープンであり、投資する意志さえあれば分け隔てというものがありません。

つまり、機会は平等に与えられているといえるでしょう。

たとえその会社に就職するのが難しくても、私たちはその気にさえなればだれでも、その会社の一部を所有することができるのです。

価格変動の激しさや金融ショックへの不安から、株はご免だとお考えなら、実物資産という手もあります。

新興国で富裕層が増えてきますと、富裕層が好む資産は必ず買われます。

ですからアジア諸国のコインやカラーストーンなどを保有することによって、株式投資にも似た効果を得ることができるでしょう。

このような方法で成長するアジア諸国や、いまなお成長を維持するアメリカなどの成長を、自分の資産のなかに取り込むという発想は、基本的な姿勢として重要ではないかと僕は思います。

【関連】時給は上げないでくれ? 日本の貧困層は「最低賃金引き上げ」でさらに貧困化する

【関連】「日本人は早急に資金を海外に移せ」天才投資家ジム・ロジャーズが警告する真意とは=俣野成敏

image by:ChameleonsEye / ShutterStock.com
1 2

一緒に歩もう!小富豪への道』(2020年1月16日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

一緒に歩もう!小富豪への道

[無料 毎週火曜日+号外あり]
富裕層むけ、富裕層入りを目指す方むけの究極の資産防衛メルマガ!一国だけに資産を集めておくのは危険な時代がやってきました。海外ヘッジファンド、貴金属、不動産からアンティーク・コインまで、金融不安に負けない世界分散ポートフォリオを、経験豊富なファイナンシャル・プランナーが誠意をもってご案内します。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー