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コロナ騒動前に米国トップ企業CEOは逃亡成功? 1月だけで219人が辞任していた=In Deep

描いていた人生プランが「吹っ飛ぶ」可能性も

特にお若い方などは、これまで想定されていたような生き方、つまり、就職するとか、起業をするとか、そういう概念の多くは、後々「吹っ飛ぶ」可能性が高いですので、新しい生き方を模索する時のようにも思います。

3月25日の報道に、総合商社の丸紅が「3月期の業績予想を3900億円下方修正」というものがありました。

主な原因は原油安とのことですが、遠因はやはり新型コロナウイルスであるわけで、アウトブレイクが世界に本格的に拡大して、まだたった1ヵ月半ほどでこんなことになってしまうのですから、これが長引いたら、生き残ることができる企業のほうが少なくなってしまうのではないかとさえ思います。

あるいは、かつてなかった事態としては、夜の街とか接客業なども吹き飛んでいるわけで、女の子などでは苦しくなっている方も多くなっていると思われます。

その日暮らしの人たちというのは、一般に予想されるより多いのです。普通に生きられないから夜の街に行く。しかし、それもなくなってしまっては……。

昨日、ブラジルの大統領が、「隔離封鎖措置は焦土作戦だ」と非難していたことが報じられていましたが、私も心情的には、こちらに近い気持ちです。

新型コロナがなくても、世界は崩壊へ向かっていた?

ただですね。確かに、この新型コロナウイルス・パニックは、人為的に社会と経済を破壊していく状況となっていますが、

「新型コロナウイルスが出現しなくても、2020年に世界は壊れ始めていた」

とする可能性は高く、まあ、経済とか金融の話ですが、新型コロナウイルスは、極端なキッカケとなったというだけで、これがなくとも、同じような状況が出現していた可能性があることは非常に多くの人たちが、昨年以来、述べていました。

2019年以来、アメリカのCEOが過去最大数の辞任

有名どころでは、日本のメディアにたびたび登場するアメリカの著名投資家ジム・ロジャーズさんは、もうずっと、日本のメディアに、「2020年は最悪の年の始まりとなる」と述べ続けていました。

以下は、3月25日の日経ビジネス「危機は序章、本番はこれから」の冒頭です。

2020年にも、リーマン・ショックを超える経済危機がやってくる」と昨年から警告を発してきた世界的な投資家、ジム・ロジャーズ氏。日経ビジネスの昨年の取材では「中国の企業倒産などをきっかけに、株式市場が大変調し、最悪の危機がやってくるだろう」と話していた。

今回の危機のきっかけは中国発の「倒産」ではなく「ウイルス」だったが、同氏が予測したような展開となっている。混迷が深まる世界をどう見ているのか。ロジャーズ氏に改めて話を聞いた。

出典:危機は序章、本番はこれからだ:日経ビジネス電子版(2020年3月25日配信)

ここには、

今回の危機のきっかけは中国発の「倒産」ではなく「ウイルス」だった

とありますが、結果として、そのウイルスは「おびただしい中国の倒産を招く」という意味で同じかもしれません。

そして、こういう「ものを言う人々」の言葉がある一方で、世界の先行きの動向の読み取りに詳しい人たちの《実際の行動》から、「2020年という未来」を見通しすことができていた可能性があります。

Next: たとえば、今年2020年1月に、米国大企業の最高経営責任者が219人も辞任――

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