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シャープに続け!パナソニックの「マスク生産」発表に、日立、ソニー、三菱らの参入求める声

大手電機メーカーのシャープは21日、個人客向けのマスクの販売を開始。購入希望者が殺到し、サイトにアクセスが集中するなど大きな反響を呼んでいる。1月末から続くマスク不足により、自宅の備蓄マスクが切れてしまった世帯も多いだろう。政府が「マスク増産」を発表するも、ドラッグストアなどの店頭でマスクに出会う機会はほとんどない。

新型コロナウイルスの収束目処は一向に立たず、感染拡大を防ぐためにもマスクを着用したいが、政府から配布された「アベノマスク」は小さかったり、不恰好だったり、衛生面が心配だったりして着けたくない…。シャープはそんな人々の心をつかむことに成功したようだ。

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シャープの反響に影響されたのか否か、パナソニックも20日、5月末頃からマスクの生産を始めることを明らかにした。パナソニックが発表したプレスリリースによると、生産するマスクは主に社内向けのもので、外部調達を削減することで市場のマスク供給の安定化に寄与することを目的とし、医療用マスクの生産についても検討しているようだ。

またパナソニックは、医療用手袋、医療用ゴーグル、防塵服、N95 マスク、ゴム手袋等、事業活動等で備蓄している物資を寄付するほか、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を医療機関に提供したり、クリーンルームや移動型除菌ソリューションHOSPI-mistを提供すると発表している。

こうしたパナソニックの取り組みについてネットからは、「トヨタにしてもパナソニックにしても従業員数が多いからまず自社用からでも生産してくれると、その分他のマスクを買える人が多くなる」「松下幸之助さんが生きていたらば、僕は一番先にマスクづくりをしていたと思います。そのような精神が今のパナソニックにはなくなってしまったのかと思っていました。困っている人を助ける精神、これが松下幸之助でしょう。良かったです」と評価する声があがっている。

「何もしないよりマシとは思うけど、『マネした電気』感ハンパないなぁ」という声も一部あるが、「SHARPに続け。製造業がこぞってマスクを製造する時代」「SHARPがマスク作れるなら、三菱とかPanasonicとかSONYとかでもマスク作れるんじゃないか」とほかのメーカーの参入を期待する声もあがっている。「Panasonicブランドのマスクなんて、品質高そう」「コロナ以前は50枚500円のマスク買っていましたが、Panasonic製なら50枚2500円でも買う価値がありそうです」と、一般向け販売の予定はないものの、パナソニック製マスクの品質の信頼性は高いようだ。

シャープ、アイリスオーヤマ、P&G、パナソニックと、異業種からの参入が相次いでいるマスク生産。市場への供給体制が整い、「マスクはいつでも買える」という当たり前の日常が戻ることを願うばかりだ。

Next: パナソニック製マスクに期待と希望の声、続々

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