大手電機メーカーのシャープが4月21日午前10 時から自社ECサイト「SHARP COCORO LIFE」で、個人向けにマスクの販売を開始するとコーポレートサイトなどを通じて発表した。
シャープは政府からの要望を受け、三重工場のクリーンルームにおいてマスクの生産を行うことを2月28日に決定。3月31日から政府向けに納入を行っていたが、ようやく個人向けの販売をスタートさせる。
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販売価格は1箱50枚入りで2980円(税抜・送料別)。在庫の状況に応じて、一定期間に購入できる数量は1人あたり1箱限り、現時点では購入日含め3日間は再購入できないとしている。
お待たせしてすみません。あす 4/21 午前10時から、マスクの販売をシャープECサイトで開始。50枚2980円(税抜・送料660円も別)で、おひとり様1箱のみ、購入後3日間は再購入不可です。また無料の会員登録が必要ですが、いつでも退会は可能ですので。 https://t.co/XV450iC9Sg pic.twitter.com/PWlnbApAtC
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) April 20, 2020
シャープの公式アカウントでは、“中の人”がマスクの販売開始を伝えるとともに、「ちょっとお高い点もすみません」「決してぼったくるための値段ではないことは、申し添えておきます」と投稿。消費税・送料(660円)を含めると1枚あたり78.76円のマスクの価格について言及したほか、「5/10までは毎日10時ごろマスク在庫を補充します」と販売情報を付け加えた。
ちょっとお高い点もすみません。くわしいことは私も教えてもらえなかったのですが、さまざまな事情や要因を考え、この値段に決めました。私も長らくこの会社で働いているのでわかりますが、決してぼったくるための値段ではないことは、申し添えておきます。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) April 20, 2020
なお明日から5/10までは毎日10時ごろマスク在庫を補充します。逆に言うと、売り切れると翌日までは買えません。またこのアカウントで補充をいちはやくお知らせすることもないので、無理にフォローくださる必要はありません。わかる範囲で質問にはお答えしますが、フォローは軽い気持ちでなにとぞ。
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) April 20, 2020
これに対しネットからは「シャープさんスゴい ありがとうございます 必要な方に行き渡りますように」「価格に関しては安心できるシャープさんのものなので高いとは思いません!むしろ一般向けにも販売してくれて有り難いと思っています」「去年から考えると高めですが、材料費の高騰と需要の関係で、中国製でもこれくらいします。日本製でこの価格は良心的です。シャープさんありがとうございます」と感謝の声が相次いでいる。
シャープのコーポレートサイトにも記載があるが、マスクの転売は法律で禁止されており、違反した場合には1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる。シャープのマスクが転売ヤーの餌食になることなく、必要な人に行き届くことを願いたい。
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