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ガースー黒光り内閣、笑いの刺客説も。首相指名「進次郎氏に1票」にネット騒然

16日、衆参両院の本会議で首相指名選挙が行われ、自民党総裁の菅義偉前官房長官が第99代首相に選出された。

衆院本会議での首相指名選挙は投票総数が462票で、そのうち菅氏が314票を獲得。立憲民主党の枝野幸男氏らに大差をつけての首相指名となったが、そんななか自民党の小泉進次郎氏にも1票が投じられたことが分かり、議場がざわめく一コマがあった。

ガースー黒光り内閣、第一の刺客説も

ネット上でも同様に「なぜ進次郎氏に1票が?」と騒然となり、一時は小泉進次郎氏の名がトレンドに入る事態に。さらに「票を入れたのは誰か」「どういう経緯で票が入ったのか」諸説が飛び交う展開となった。

なかでも、ネット上での支持を多く集めていたのが「自分の名前を書いちゃった」説だ。

首相指名選挙の投票だが、進次郎氏の所属する衆議院では、議席に配付の投票用紙に被選人の氏名を記載しなおかつ投票者本人の氏名も記載する方式とのこと。

確かに間違える可能性も無くはない方式ではあるが、進次郎氏も今や当選4期と中堅と呼ばれてもおかしくないキャリア。それが、まるで一年生議員のような間違いをするか?とも思わなくもない。が、ここに来て「小泉進次郎構文」やら「ポエム」などの件で、その天然な一面が詳らかになっている状況もあり、それ故に「さもありなん」という反応となってしまったのであろうか。

さらに、こちらはあくまでネタとして高評価を集めていたのが、「ガースー黒光り内閣、笑ってはいけない首相指名」説だ。

もはや説明は無用か、大晦日に紅白歌合戦の裏でやっている恒例のテレビ番組「笑ってはいけないシリーズ」、笑ったらケツバットを喰らうアレになぞらえた説である。このほかにも「進次郎に票入れた犯人探しが始まって方正がビンタくらうところまで見えるな」「平沢勝栄には組閣名簿読み上げで名前を呼ばれないというドッキリを仕掛けて欲しい(方正枠」といった、その後の展開まで予測するツイートも見られた。

丸山氏の1票とわかりネットは拍子抜け

このように、にわかに盛り上がった「なぜ進次郎氏に1票が?」騒動だが、どうやら何かとお騒がせな丸山穂高氏が投じたというのが真相のようだ。

日本維新の会から除名され、現在はNHKから国民を守る党に所属している丸山氏。首相指名選挙の投票先は丸山氏個人の裁量で決めることができたようで、前日には自身のツイッターで、だれに投票すればいいのかというアンケートを取っていた模様だ。

また、前述の通り首相指名選挙の投票は記名制で、衆院議事課が発表した記名結果に丸山氏が進次郎氏に投票したとあったという話も。これに対しネットからは「やっぱり」「拍子抜け」といった声があがっている。

結局は、丸山氏のいつも通りの気ままな行動に振り回される形となった今回の件。「話題になっただけで丸山氏の作戦勝ち」といった声もあり、国会議員が持つ首相指名の貴重な1票を、自身のYoutubeなどへの流入へと繋げる形にするのはいかがなものかという議論も出てきそうだ。

とはいえ、やはり一番のとばっちりとなったのは、自分の名前が変に悪目立ちする形になったうえに、「間違って自分の名前を書いちゃった」という荒唐無稽な説が、なぜかまことしやかに語られる事態になってしまった進次郎氏なのは、間違いなさそうだ。

Next: 小泉進次郎への1票は丸山穂高の恩返しか?

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