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“王将社長射殺”犯人逮捕で再浮上する安倍元首相と工藤会の関係。「ケチって火炎瓶」の動機も再捜査されるか?=今市太郎

「餃子の王将」社長を殺害した罪で工藤会関係者が再逮捕されました。なぜ射殺されるに至ったのか。当然、その理由は詳しく知りたくなるわけですが、それにもましてこの「工藤会」の名を聞くと多くの人が思い出すことになるのが、「ケチって火炎瓶」というフレーズがかつて流行した安倍晋三元首相と工藤会の関係です。(『 今市的視点 IMAICHI POV 今市的視点 IMAICHI POV 』今市太郎)

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※本記事は有料メルマガ『今市的視点 IMAICHI POV』2022年10月31日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。

「王将社長射殺」で思い出される工藤会と安倍氏の関係

中華料理チェーン『餃子の王将』を全国展開する王将フードサービスの社長であった大東隆行さんが2013年12月に本社前で射殺された事件で京都府警捜査本部は、北九州市の特定危険指定暴力団・工藤会関係者の男性受刑者を再逮捕する意向であるという報道が流れて、京都府警の意地の捜査に注目が集まりました。

この田中容疑者は福岡市博多区の路上で2008年1月、大手ゼネコン大林組九州支店の社員らが乗った乗用車を銃撃したことで逮捕されて刑に服している最中だというのですから、かなり驚かされるものがあります。

工藤会という組織は理由の如何に問わず、平気で民間人を襲う暴力団であることが改めて認識されたところです。

どうして、この王将の社長が射殺されるに至ったのか。当然、その理由は詳しく知りたくなるわけですが、それにもましてこの「工藤会」の名を聞くと多くの人が思い出すことになるのが、「ケチって火炎瓶」というフレーズがかつて流行した安倍晋三元首相と工藤会の関係です。

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いまさらながらに、この件はいったいなんだったのか?という大きな疑問が浮上する状況です。

「ケチって火炎瓶」は報酬減額よりも騙されて逮捕されたことが大きな恨みに

「ケチって火炎瓶」というフレーズはかなり独り歩きした感がありますが、ごくごくかいつまんで状況をご説明します。

1999年下関市長選挙において故・安倍晋三氏は江島潔という人物を推していたが、この対立候補古賀敬章に対して安倍氏の秘書が前科8犯の土地ブローカー小山佐市氏に対立候補の選挙妨害を依頼。この小山氏は対立候補を中傷するビラを指示通りに撒いたようですが、当初500万とされていた報酬を秘書側が300万円工面して絵画代金支払いを名目に支払ったことから問題が発生。

小山氏が「金額が足りない」と直談判したところ、逆にその直後に警察に通報されて安倍秘書への恐喝罪で逮捕起訴されるという事態に陥ったものです。

もちろん金額が減っていたのにも立腹したのでしょうが、それよりも安倍氏の秘書にはめられ恐喝罪でお縄頂戴となったことに相当憤慨したようです。

Next: 怒りの「火炎瓶」が安倍邸へ。工藤会との関係は続いている?

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