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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ECBによる利上げ見極めも

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■伸び悩み、12月製造業PMIは市場予想を下回る

今週のユーロ・ドルは伸び悩み。欧州中央銀行(ECB)による利上げ観測が強まり、週前半に1.18ドルを超える場面があったが、ユーロ圏12月製造業PMIは市場予想を下回ったことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小した。米国とユーロ圏の金利差が大幅に縮小する可能性は低いとの見方が浮上したこともユーロ買いを抑える一因となった。取引レンジ:1.1703ドル-1.1804ドル。

■下げ渋りか、米国金利の先安観残る

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利は据え置かれたが、来年の利上げに思惑が広がっている。一方、足元の米経済指標の悪化で米国金利の先安観は消えていないため、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、ユーロ・ドルは下げ渋る可能性がある。

予想レンジ:1.1600ドル-1.1800ドル

■堅調推移、日欧金利差の縮小予想は後退

今週のユーロ・円は上昇。184円台後半まで上昇し、一段高となった。日本銀行による追加利上げは織り込み済みだったことから、利上げ決定後にリスク選好的なユーロ買い・円売りが拡大した。日欧金利差の縮小予想は後退し、欧州中央銀行(ECB)は来年中に利上げを開始するとの市場観測もユーロ買い・円売りを促した。取引レンジ:181円57銭-184円75銭。

■下げ渋りか、ECBによる利上げ見極めも

来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利は据え置かれたが、来年の利上げに思惑が広がり、ユーロ買いに振れやすい。一方、日本銀行は今後も引き締め的な政策方針を堅持するとみられるが、早期追加利上げ観測は広がっていない。新たな円買い材料が提供されない場合、ユーロ・円は底堅い動きを維持するとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:182円50銭-186円50銭

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