19日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀の利上げ観測後退と日本の財政悪化懸念で円売りがドルを押し上げる見通し。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けドル買いも、経済指標を見極めるムードが広がろう。
前日発表された米経済指標で耐久財受注や住宅関連指標、鉱工業生産指数がいずれも市場予想を上回ったことで、米金融政策の早期緩和観測が後退。連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、インフレが2%目標を上回る場合には利上げとの意見もあり、ドル買い地合いに。ただ、米レートチェックの影響は限定的で、本日アジア市場ではドル買い継続。加えて、高市政権の積極財政をにらんだ円売りが主要通貨を押し上げている。
この後の海外市場は引き続き米国の経済や金融政策が注視される。米FOMC議事要旨では利下げに慎重な意見が根強く、米金利高・ドル高は継続する見通し。ただ、重要経済指標の発表が続くため、追加利下げへの思惑が残り強いドル買いは抑制されよう。米国とイランを巡る地政学的緊張でドル選好の場面も想定される。一方、日銀の追加利上げ観測の後退や日本の財政悪化懸念を背景とした円売り圧力は続き、ドル・円は押し目買いが入りやすい。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・12月経常収支(11月:+86億ユーロ)
・22:30 加・12月貿易収支(予想:-21億加ドル、11月:-22億加ドル)
・22:30 米・12月貿易収支(予想:-555億ドル、11月:-568億ドル)
・22:30 米・2月フィラデルフィア連銀景況調査(予想:7.3、1月:12.6)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:22.5万件、前回:22.7万件)
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