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フリービット、純利益が前年比+30.7%の大幅増 全セグメントが堅調に進捗、通期計画達成へ引き続き順調

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フリービット(3843)26/4期3Q:前年比で売上高+13.9%、純利益+30.7%となった。全セグメントにおける増収・前期のギガプライズ完全子会社化が寄与した。27/4期が最終年度の中計達成へ、web3投資等をを加速する。

Agenda

清水高氏:フリービット株式会社取締役副社長CFOの清水です。2026年4月期第3四半期の決算についてご報告します。

本日のアジェンダはスライドに記載の3点です。

2026年4月期 第3四半期 連結業績サマリー

まず、第3四半期の連結業績についてご報告します。売上高は461億8,800万円、営業利益は51億1,000万円、経常利益は48億9,300万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は33億300万円、1株当たりの四半期純利益は151円53銭です。

2026年4月期 第3四半期 トピックス

トピックスの概況をご報告します。5Gインフラ支援事業は、モバイルサービスにおいて提供数の拡大が順調に進んでおり、増収となりました。

5G生活様式支援事業は、株式会社ギガプライズ(以下、ギガプライズ)の集合住宅向けISPサービスにおいて提供戸数が順調に増加し、増収となっています。

企業・クリエイター5G DX支援事業は、株式会社フルスピード(以下、フルスピード)のグループが提供するアフィリエイトサービスなどの国内事業が進展し、増収となりました。

以上の3つの全セグメントで順調に収益を伸ばすことができた結果、売上高の増加につながっています。また、5Gインフラ支援事業および5G生活様式支援事業において利益が伸びており、営業利益並びに経常利益が伸長しています。

さらに、経常利益の伸長に加え、投資事業組合清算益といった一過性の損益が発生しました。また、前期にギガプライズを100パーセント子会社化したことで、非支配株主利益が減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益が大きく伸長しました。

この結果、前年同期比で売上高は13.9パーセント増、営業利益は9.0パーセント増、経常利益は5.5パーセント増、親会社株主に帰属する四半期純利益は30.7パーセント増と大幅な増益を達成しました。

『SiLK VISION 2027』では、売上高はCAGR7パーセントから10パーセント、営業利益はCAGR13パーセントという指標を掲げています。売上高は、中期経営計画目標のCAGRを上回る水準で推移しています。

営業利益については、グローバル展開などによる費用支出が発生しており、それが影響している状況ですが、業績予想どおりに進捗していると見ています。したがって、現時点では業績予想どおりの着地を見込んでいます。

また、2026年4月期については、web3実装企業に向けたグループ一体の取り組みも併せて進めています。「One freebit」というテーマのもと、「事業力・稼ぐ力向上」においてはソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)との提携を始動しています。

web3技術のPoCの実施やスマートフォン向けサービスの共同開発、価格競争力のある回線のグループ内での共同調達、モバイルの拡販・割引の検討を進めています。

また、同時並行で「グループ経営基盤の強化」も実施しています。具体的には、グループ内の人材データベース構築や、CMS導入によるグループ資金管理を行い、今後の資金効率化を見据えたアクションを実施しています。

中期経営計画「SiLK VISION 2027」進捗状況

『SiLK VISION 2027』の進捗状況についてです。『SiLK VISION 2027』では、web3実装企業の実現に向けた取り組みを積極的に推進しています。スライドに示している「想定される新たな成長ドライバー例」のとおり、具体的な進展が見られます。

まず、ソフトバンクとの資本業務提携の一環として「通信インフラ連携と次世代デジタル基盤の共同推進」を実施しています。web3技術基盤を活用した共同開発や、固定回線のグループ内共同調達を進めることで、通信インフラのコスト競争力を高めるとともに、グループ全体の収益基盤を強化していきます。

それに合わせて、「Trusted Web」や分散型ID(DID)を活用した次世代デジタル基盤の構築を達成すべく、順調に進展しています。

また、藤田学園との間で「web3型PHRアプリの開発と医療DX展開の拡大」を共同開発しています。web3型PHRは実証実験フェーズを終了し、現在はサービス化に向けて移行中です。

また、マイナンバーカード連携の本人確認基盤も確立しました。藤田医科大学病院での導入・運用実績をリファレンスモデルとして確立し、その実績を基盤に他医療機関へのプラットフォーム展開を検討しています。

ギガプライズでは、M&Aによる事業基盤の強化を進めています。「主力サービスのシェア拡大」を大命題として掲げ、集合住宅向けISP事業者に対してさまざまな提案を同時並行で進めている状況です。

フルスピードと株式会社フォーイットについては、『SiLK VISION 2027』の中でアジアを中心とする海外展開をテーマに掲げています。すでに、インドネシアを中心に事業を展開しているYOYO Holdingsを子会社化しています。現在、体制の構築を含め、先行投資を積極的に行っています。

その結果、YOYO Holdingsのサービスである「PopStar」については、大手グローバル代理店との協業が具体的に進行しています。

2027年4月期については年間取扱高2,400万米ドルを目指すべく、現在アクションを着実に進めている状況です。これは売上金ではありません。売上金については純額計上される部分が大きいと考えています。

最後に、エンタメ系企業との協業準備として「Portfoliaを活用した非中央集権型エンタメサービス」というテーマで具体的なアクションを進めています。

ブロックチェーン、DID、デジタルウォレットを活用し、ユーザー自身が個人情報を管理できるユーザー向け次世代システムの構築や、ファンエコノミー、インバウンド向けサービスなど、幅広い分野での実証実験および事業化を目指して、協議を順調に進めているところです。

このような結果を踏まえ、『SiLK VISION 2027』の最終年度である2027年4月期を迎えたいと考えています。

前年同期比差異分析 売上高

前年同期比差異分析です。売上高は、全セグメントで増収を達成しました。前年同期比13.9パーセント増の461億8,800万円で着地しています。

前年同期比差異分析 営業利益

営業利益は、企業・クリエイター5G DX支援事業では前年同期比で減少しましたが、5Gインフラ支援事業および5G生活様式支援事業は順調に推移し、前年同期比9.0パーセント増の51億1,000万円で着地しました。

「新たな成長ドライバー」への投資

新たな成長ドライバーへの投資についてです。先ほど具体的な進捗状況でもお伝えしたとおり、「StandAlone」プラットフォームやグローバル事業、web3基盤技術の「Portfolia」をベースとしたweb3関連プロジェクトへの投資を実施しています。

前年同期比差異分析 経常利益

経常利益は、営業利益の堅調な推移により、着実に進捗しています。前期に借入金が増加していることが影響し、支払利息は増加傾向にあるものの、それを踏まえても前年同期比5.5パーセント増の48億9,300万円で着地しています。

前年同期比差異分析 親会社株主に帰属する四半期純利益

親会社株主に帰属する四半期純利益については、投資事業組合清算益や減損損失といった一過性の特別損益が発生した一方で、前期に実行したギガプライズの100パーセント子会社化により前年同期比でプラス6億3,300万円となりました。こちらは継続的な効果が期待できると考えています。

これを踏まえた結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比30.7パーセント増の33億300万円で着地しています。

収益構造推移

収益構造の推移です。スライドをご覧いただくとおわかりのとおり、売上高は大きく伸びています。それにあわせて売上原価が増加しているものの、グループ一体運営推進による販管費の効率化も進めています。結果として、営業利益は着実に伸びている状況です。

連結業績サマリ BS比較

バランスシートについては、これまでの利益の伸長に伴い、利益剰余金が増加しています。また、借入金の返済が進んだことで、有利子負債の圧縮が進み、自己資本比率は22.9パーセントに増加しました。

セグメント別構成

セグメント別の業績報告です。セグメント別の構成については、スライドに記載のとおりです。

【業績進捗】5Gインフラ支援事業

まず、5Gインフラ支援事業の業績進捗についてです。

5Gインフラ支援事業 業績進捗

固定網のサービス利用減および人材強化による共通費の増加が発生しました。一方で、モバイルサービスのサービス利用増を背景に、前年同期比39.0パーセントの利益増となり、14億6,700万円という結果になっています。

5Gインフラ支援事業 ストック収益推移

第1四半期および第2四半期は短期的な利用に関するSIMの利用が多く見られ、それに伴う手数料収入が一定程度発生しました。第3四半期以降はこの売上はなくなっていますが、継続的なストック収益の推移としては順調に増加しています。

固定網のサービスは減少する一方で、モバイルサービスがそれを上回る水準で成長しています。

5Gインフラ支援事業 業績進捗

「freebit MVNO Pack」については、「データ+SMS+音声」の販売数増加傾向が継続し、ストック収益の推移を踏まえて順調に拡大しています。

法人向け直販の「freebit Business」については、今期は販促費をしっかりと投入する方針で、それを踏まえた結果となっています。

【業績進捗】5G生活様式支援事業

次に、5G生活様式支援事業についてです。

5G生活様式支援事業 業績進捗

DTIを中心とした「5G Lifestyle」の固定網の利用減が続いています。また、web3関連への投資は発生していますが、ギガプライズの事業である「5G Homestyle」が順調に推移したため、前年同期比13.3パーセントの利益増となり、30億2,600万円で着地しています。

5G生活様式支援事業:5G Homestyle サービス提供戸数

「5G Homestyle」のサービス提供戸数については、2026年1月末時点で累計提供戸数が143万3,000戸となっており、前期から順調に数字を積み上げています。

5G生活様式支援事業:5G Homestyle ストック収益推移

ストック収益の推移は、提供戸数の増加と歩調を合わせて順調に増加しており、今後の継続的な成長に向けた収益基盤がしっかりと確立されている状況です。

5G生活様式支援事業:クラウドカメラサービス 導入台数

ギガプライズでは、通信サービスだけでなく、IoTサービスやセキュリティ商材の販売も強化しています。今回、クラウドカメラサービスの導入台数を初めて開示しました。1月末現在での導入台数は、2万1,509台です。前期末から5,582台増加しており、着実に推移していると考えています。

【業績進捗】企業・クリエイター5G DX支援事業

最後に、企業・クリエイター5G DX支援事業です。

企業・クリエイター5G DX支援事業 業績進捗

売上高は国内アフィリエイト事業を中心に順調に拡大しており、前年同期比17.4パーセント増と大幅な増収を達成しています。

一方で、グローバル事業などへの先行投資を進めているため、今期は前年同期比でマイナスになった部分もありますが、来期の収益貢献を見込んで積極的に取り組んでいきたいと考えています。

【トピックス】企業・クリエイター5G DX支援事業

「Portfolia」を活用したプラットフォーム化を目指し、「StandAlone」事業を展開しています。今後は協業なども踏まえ、ファンエコノミー拡大を見据えたアクションをそのような体制で実施するべく、施策を進めている状況です。

【トピックス】企業・クリエイター5G DX支援事業

同時並行で案件も進捗しており、俳優・松下洸平のオフィシャルファンクラブ「K’s Room」の案件を獲得しました。また、プロサッカー選手・渡邊凌磨の公式アプリ「Studio R」の案件も獲得し、リリースしています。

四半期業績累計推移

連結業績の進捗です。2026年4月期第3四半期の売上高と営業利益は、通期業績予想に対して堅調に推移しています。

連結業績進捗

売上高および各段階利益はすべて堅調に推移しており、売上高と営業利益は業績予想どおりに着地する見通しです。

セグメント別業績進捗

売上高については、セグメント全体が堅調に推移しており、第4四半期も想定どおり進捗する見通しです。来期を見据え、企業・クリエイター5G DX支援事業については今期も引き続き成長投資を実施していきたいと考えています。

2021年から2030年にかけての10ヵ年計画

今期は『SiLK VISION 2027』を推進中です。フリービットグループでは、2021年から2030年にかけての10ヶ年計画を3つの中期経営計画に分割しており、そのちょうど中間地点にあたります。

『SiLK VISION 2027』売上高/営業利益目標

『SiLK VISION 2027』の最終年度である2027年4月期は、売上高は630億円から700億円、営業利益は80億円という数値目標を掲げています。この目標を達成するために、今期の残りの部分でもしっかりと施策を実施していきます。

One freebit

今期は「One freebit」というテーマを掲げていますので、グループ一体での取り組みをしっかりと実施していきます。

最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

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