16日の中国本土市場は5日続伸。主要指標の上海総合指数が前日比28.34ポイント(0.70%)高の4055.55ポイントで引けた。
上海総合は約1カ月ぶりの高値を更新して引けた。国内総生産(GDP)の上振れが投資家心理の改善につながった。1-3月期のGDP成長率は5.0%となり、市場予想の4.8%を上回った。半導体やレアアースなどのハイテク関連が物色され、通信や人工知能関連も上昇した。一方で、原油価格の上昇や中東情勢の不透明感が企業収益や外需に与える影響への警戒感は引き続き意識され、上値を抑制する要因となった。
上海総合指数の構成銘柄では、資源・素材や通信関連には買いが集まった。晶科電力(601778/SH)が10.1%高、湖南華昇(600156/SH)が10.1%高、大連熱電(600719/SH)が10.1%高、株洲冶錬(600156/SH)が10.0%高、厦門タングステン(600549/SH)が10.0%高とそろって急伸。GDPの上振れを受けて景気回復期待が強まり、半導体やレアアースなど資源関連株への物色が活発化したほか、通信や新エネルギー分野にも資金流入が続き、相場を押し上げた。
また、ハイテク株も買われた。江蘇永鼎(600105/SH)が5.1%高、上海宝信軟件(600845/SH)が4.5%高、環旭電子(601231/SH)が3.6%高、飛光繊光纜(601869/SH)が2.8%高で引けた。
半面、エネルギー・医薬・不動産など内需関連を中心に売りが目立った。華電遼寧能源開発(600396/SH)が9.3%安、金耀薬業(600488/SH)が8.0%安、華遠地産(600743/SH)が8.0%安、江蘇聯環薬業(600513/SH)が6.7%安と大幅下落した。市場ではGDPが予想を上回りつつも、原油価格上昇による企業収益圧迫懸念が意識され、エネルギーや医薬などコスト影響を受けやすい銘柄に売りが広がった。景気敏感分野の一角でも利益確定の動きが優勢となった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.22ポイント(0.83%)高の269.40ポイント、深センB株指数が5.13ポイント(0.43%)高の1201.48ポイントで終了した。
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