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会計ソフトのSaaSビジネスを展開するfreeeが新規上場を発表、今後の成長の可能性は?=シバタナオキ

12月7日に東証マザーズへの上場を発表した会計や人事労務ソフトサービスを展開するfreee。今回は、そのSaaSビジネスとしての詳細を見ていきたいと思います。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2019年11月14日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

現状は赤字が継続しているものの、売り上げは1年で2倍に成長

Q. 新規上場予定のクラウド会計freeeの顧客獲得コスト・回収期間は?

A.
課金ユーザー獲得コスト(CAC)は約11万円。
回収期間は約37ヶ月。

今日は、12月7日に東証マザーズへの上場を発表した、会計や人事労務ソフトサービスを展開しているfreeeのSaaSビジネスとしての詳細を見ていきたいと思います。

2019年6月期の1年間で見ると、売上は約45億円、経常損失は約28.5億円となっています。

2019年7月から9月の四半期で見ると、売上は約15億円、経常損失は約4.9億円となっており、まだ赤字が続いている状態です。

出典:同上

出典:同上

2018年6月期の年間売上が24億円でしたので、1年間で売上は約2倍に増えていることになります。赤字幅が前年同期の約34億円から約28億円へと減少してきていることもプラスの材料かもしれません。

Next: 上場直後の株価に影響しやすいといわれる、株主名簿の状況は?

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