投機家と投資家はまったく違う
堅実に実を取ろうと思うのであれば、別にギャンブラーの真似事をして売った買ったで利ざやを取る必要はまったくない。ただ安いときに買い、配当は再投資し、将来の成長が見込めるのであればさらに買い増し、どんどん株数を増やしていく。
最初は小さくても、そうやって株数を増やしていけばいくほど複利効果も相まって後半になればなるほど資金は巨大化していくことになる。
大金を使いまくって蕩尽したいのであれば、結果的には投機家になるだろう。小さなお金をどんどん大きくしたいのであれば投資家になるだろう。投機家と投資家は、まったく違う生き物である。
「年末ジャンボ宝くじ」に群がって10億円の夢を見ている人と、堅実に金を積み上げている人は、もう別種の生き物であると考えてもいいのかもしれない。きっと、互いに相手が理解できないに違いない。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2020年12月24日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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