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麻生氏「年金は株運用で増えた」発言に「デマ」「じゃぁ支給額上げろや」と総ツッコミ。国民は誰一人として“増えた”実感ナシ

全国各地で論戦が繰り広げられている衆院選だが、自民党・麻生太郎副総裁が街頭演説にて発言した「株運用で年金が増えた」といった趣旨の発言に、批判の声が集まっている。

問題の発言は、横浜市内での街頭演説で述べられたもの。麻生氏は、2012年に民主党・野田政権の解散後に日本の株価が2万円あがったと指摘したうえで「年金は80兆円増えているんですよ。年金の運用、株でやったおかげでしょうが」と、聴衆を前に語ったという。

麻生氏は「儲けた」とは一言も言ってない?

この麻生氏の発言に対し、ネット上では「じゃぁ支払額下げて支給額上げろよ」などと、反発の声が殺到する事態に。さらには、この発言を取り上げた朝日新聞の記事に対しても「この見出しはデマ」といった声があがるなど、様々な方向に怒りの矛先が向いている状況だ。

実際のところ年金の受給額は減るいっぽうで、そのうえ支給開始時期はどんどんと後ろ倒しにされている状況。また先日には、財政基盤が弱い国民年金の目減りを緩和するために、財源が比較的潤沢な厚生年金から財源を振り分けるといった話も飛び出すなど、今後も支給額は目減りするのは必至といったなかでの発言だけに、怒りを買うのも仕方がないといったところだろう。

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いっぽうで、今回の麻生氏の発言に対しては、あのひろゆき氏もツイッター上で反応。

ひろゆき氏は「株は売って、利益を確定させて初めて『儲けた』と言えます。」としたうえで、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運用を行い、一定の割合の東証一部株を持つ年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、株価の大幅下落にも繋がりかねない運用株の売りを果たしてできるのか、といったことを指摘している。

このひろゆき氏の意見に対しては、「売るまで含み益でしかない」と賛同する意見も多いいっぽうで「GPIFもちゃんと売って利確している」との指摘、さらに「麻生さんは「儲けた」とは一言も言ってない」といった声もあるなど、反応が様々あがっている状況だ。

受け取る側の国民は誰一人実感していない「年金増」

このように、麻生氏が街頭演説で大いにぶったように年金は安心なのか、それともひろゆき氏が指摘するように「絵に描いた餅」なのかは、色々と見解は分かれるところだが、ひとつ言えるのは、受け取る側の国民は誰一人として「年金が増えた」とは実感していないということだ。

年金も含めた老後の資産形成に関しては、2019年に金融庁が「およそ2,000万円必要になる」という試算を出したことが、国民の不安を大いに煽り大炎上に。当時金融担当大臣を務めていた麻生氏が「不適切だった」と火消しをしたものの、「公的年金はすでに破綻しているのでは…」との印象を決定づける格好となった。

そして「年金だけでは老後資金が足りない」と、国民を株式などの投資に駆り立てておいたうえで、岸田首相は金融所得課税の引き上げを表明。これに関しては世論はもとより市場が敏感に反応したことから、岸田首相はすぐさま引っ込めたものの、「これでは自力での老後資金作りもままならない…」との不安が噴出している状況だ。

給料のほうは30年間ほとんど上がっていないのに、税金などはどんどんとあがっているという昨今。それどころか年金も増えないどころか減る可能性が大となれば、「どうやって生きていけばいいんだ」と国民の怒りが爆発するのも当然だろう。

Next: 「グリーンピアとかで大事な年金資金使ってしまった責任は…」

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