資産運用をしておかないとインフレで生活が破綻する
株式投資だけではなく、不動産投資と金(ゴールド)の購入も有効です。
前回のこのメルマガでも「インフレ対抗力のある3大資産」として述べましたが、「株式・不動産・金地金」にインフレ対抗力があるというのは世界経済の常識です。
これら3つの資産うちのいずれか(または全部)に資金を移動しておかないと、「実質的な購買力」が下がってしまうのです。
日本人は「貯金(=銀行預金)」が大好きですが、これからは銀行預金が「インフレ負けの権化」と化します。
2022年の1月1日に、たとえば100万円の現金があったとします。これを銀行預金で持っていれば、2022年の年末においても、ほぼ100万円です(スズメの涙の利子は10円とします)。
一方、次のようなことを想定してみて下さい。
2022年元旦 2022年の年末
缶コーヒー1本 : 100円 110円
金地金1グラム : 7,000円 7,700円
日経平均株価 :28,000円 30,800円
名古屋市内の土地:坪単価100万円 坪単価110万円
そうです。いろんなものの価格が1年で10%上がっているのに、銀行預金だけがそのままの100万円です。これが「インフレ負け」です。
2022年1月1日には、100万円で比較的安いPB商品の缶コーヒーなら1万本買えたのに、2022年の年末には9,091本しか買えないのです。
「株式・不動産・金地金」のいずれかに資金を移動せよ
このような「インフレ負け」を起こさないようにするためには、「株式・不動産・金地金」のいずれかに資金を移動しておかないといけないのです。
銀行預金なんて、生活に必要な最低限の資金だけを置いておく場所でしかありません。
なお、たとえば株式投資で年間に10%(税引き後)の利益を得たとしても、その年に生活実感の物価が10%上がっていたら、それは「トントン」でしかないのです。儲かったと思ったら大間違いです。
そして、「インフレ負け」をしなかっただけでもヨシ!としなければならない、といったところなのです。2022年からは、そういう時代になっていくのです。
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- 第002号 「右肩下がりのボックス相場が続行中」(7/1)
- 号外 「スルガ銀行問題に端を発して、投資について考えたこと」(6/20)
- 号外 「買い注文は手控えながら、安値を待つ」(6/19)
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- 第001号 PART2 書き下ろし原稿 「目指せ! 60歳でハッピーリタイア」(6/1)
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『Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!』(2021年12月15日号)より一部抜粋
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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