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結婚は損か得か。「お金がなくて結婚できない」は間違い、低年収の若者ほど早く結婚すべき理由=午堂登紀雄

子どもを持つことのメリット

まあこれもメリットを求めているということで先ほどの話とは矛盾するように感じるかもしれませんが、あくまで後付けの解釈であり、「そうなったらいいな、そうでなくても構わない」という程度です。

子や孫に過剰に期待しているわけではないし、別に何かしてもらおうとも思っていないので、単なる妄想です。

現実には子を持つのにメリットなどを求めることはないと思いますが、あえてメリットを挙げるとすれば…私が自分の親を見ていて感じる「子を持つメリット」は、老後にいろいろ手助けしてくれるという点です。

私自身は遠距離なので、親が欲しいものを代わりにネット通販で買ってあげるくらいでほとんど何もできませんが、親の近所に住む姉が、病院に連れて行ったり入院の手続きをしていました。

身体が言うことをきかなくなる後期高齢者以降は、まあ親子の関係性や距離にもよるとは思いますが、子は何かと頼りになる可能性があります。

とはいえ、仮にいま離婚しても、また結婚したいなとは思います。やはり「信頼し合える家族」「互いに尊重し、支え合う相手」という存在は、心の安定をもらたしてくれるからです。

共働き+副業・起業+運用の合計「4馬力」家計が最強

経済的リスクを軽減させつつ豊かな生活を送るには、やはり夫婦共働きという「2馬力」が基本だというのが私の考えです。

片方の収入が下がったり職を失ったとしても、もう片方の収入があれば補っていける。これが独身だと収入が途絶えます。結婚しても1馬力で相手が専業主婦(主夫)だと、稼ぎ頭が沈めば世帯全体が沈んでしまいます。

それに夫婦それぞれが仕事をして能力を発揮し社会に貢献することは、自尊心の維持や緊張感にもつながるし、家事育児の効率化や工夫もするでしょう。

だから私はこれからの時代は夫婦共働きが基本形で、たとえば妊娠・出産をしても育児休業を取得し、元の仕事に復職することが望ましいと考えています(むろんいろんな考えや価値観がありますから、私個人の見解です)。

また、さらなるリスクヘッジ策としては、夫婦でまったく別の業種・業態の仕事に就くことが挙げられます。たとえば夫婦ともに接客業や旅行業では、コロナの影響を大きく受けることになりますが、片方がたとえばIT関連のデスクワークであれば、多少なりとも家計を支えられると思います。

まあ、もちろんリスクヘッジのためだけに職業を変えるのは本末転倒ではありますが、そのうえでプラスして起業(副業)と資産運用を推奨します。

資産運用はこれまでも述べている通りですが、やはり「自分の労働力に依存しない収入源」を作ることは、ひとつの安心につながるからです。

起業も「雇用される」ではなく「自ら価値を生み出す」能力は、今後より重要になってくると考えているからです。

Next: 「4馬力」を実践する我が家のケース

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