金銭面を考えれば結婚は「お得」
すると、「いやいや、子どもができれば教育費などでお金がかかるだろう」という反論があるかもしれませんが、教育費がイヤなら子を持たないという判断だってアリです。
それに、小学校まではそんなにお金はかからず、児童手当の範囲でなんとか賄えます。(ウチなんてズボンの膝に穴が開いていても着ています(笑)。
ただし保育園の保育料は世帯所得(住民税額)に連動し、3歳から無償ですが、0~2歳までは、ウチは最高月7万円でした。
中学校からは部活や友人などとの課外活動、おしゃれに目覚めて衣料品、そろそろスマホかな、などという具合にお金がかかり始めますが、ずっと公立ならまあなんとか。
本格的にかかるのは、塾通いや受験勉強を始める高校から、そして大学の学費でしょうか。
でも、それまで15年もあるので、収入を増やす取り組みや工夫をするには十分な時間でしょう。
15年も何かに打ち込んで、まったく収入が増えないとしたら、ただサボって進化していないということになります(それはあまりにも無策すぎて、結婚とか以前の問題のような気もします)。
話がそれましたが、金銭面を考えれば結婚はトクと言えるように思います(むろん相手によりますが)。
メリットを求める人は結婚に向いていない
ただし、結婚に向いていない人もいます。それは「自分中心の人」「結婚にメリットを求める人」です。
自分中心の人は、自分の時間やお金を他人と共有するのを嫌がり、自分の空間に他人が入り込むのを嫌がります。
自分のお金は自分だけのものであり、自分の時間は自分だけのもの。他人のためにお金を使ったり、他人のために自分の時間を使ったりしたくない。
彼らは、自分のライフスタイルを変えたくないし誰かに合わせるのも苦痛です。だから、他人との暮らしの中で何か我慢する必要があったとき、「自分を犠牲にしている」と感じます。
こういう自分中心の人は結婚には向いていないし、そもそも結婚したいとかは思わないので、それほど大きな問題はなさそうです。
いろいろ問題なのは、結婚にメリットを求める人です。結婚を損得で捉えようとする人は、何か相手から受け取ることを期待しています。
むろん、それは誰でもある程度は持っている気持ちです。しかし、極端に相手の職業や収入を重視するのはリスクがあります。