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ペット画像の「無断転載」でフォロワー数荒稼ぎ? 金目当ての悪質アカウントに憤る人が続出で「フォローする情弱にも責任」との声も

様々な飼い主によるペット画像などを無断で転載したツイートを投稿し、フォロワー数などを荒稼ぎしているアカウントの存在が、ここに来て大いに取沙汰されているようだ。

話題となるきっかけとなった報道で、悪質なアカウントとして名指しされているのは「動物・癒しbot」や「もふもふ動画」。これらのアカウントはTwitterのユーザーネームを頻繁に変更したうえで無断転載を繰り返しているといい、その被害に遭った飼い主が抗議しても無視したうえにブロックするケースもあると報じている。

これらの悪質な無断転載アカウントは、ツイートに広告などを織り交ぜることで収入を得たり、フォロワー数が増えたアカウント自体を売却することで、濡れ手に粟の利益を得ているとのことだ。

愛猫家で知られる藤あや子さんも反応

日々の仕事や生活での疲れや気苦労を、かわいい動物の動画や画像を見ることで癒されたいけど、自分で色々と探しに行くのは面倒……といった物ぐさな人々に大いに支持されていた感のある、これらの無断転載アカウント。

とはいえ、それらのアカウントによるかわいい動物の投稿が、実は個人の金儲けのために悪用されているということが、今回改めて注意喚起されたことで、愛猫家としても知られる歌手の藤あや子さんも反応するなど、SNS上では大きな話題となっているようだ。

いっぽうで、今回の無断転載アカウントへの批判の声の高まりに対しては、「今さら……」といった声も多数。

というのも、今回取沙汰されている2つのアカウントの主とされる者は、以前から無断転載ツイートでフォロワーを集めてはアカウントを売るといった生業に手を染めており、飼い主とのトラブルも絶えないうえに、さらには他のフォロワー数の多いアカウントの買収にも動いていたと、一部ではよく知られていたからだ。

今回の件を取り上げた記事では、当該の2アカウントを気付かずにフォローしている場合は、即座にフォロー解除やブロックすることを呼びかけているのだが、SNS上でも同様の意見を訴える者が多数。さらにはこれらの処置にスパム通報も含めた、いわゆる「スパブロ」を呼びかける声も多くあがっているところだ。

知らずにフォローする者に「情弱」との批判も

それらの影響もあってか、これらのアカウントのフォロワー数は凄まじい勢いで減っている状況。とはいえ、12日の18時時点で「動物・癒しbot」は31.6万人、「もふもふ動画」は100.9万人と、依然として多くの者がフォローを続けている状況。

また、例えこれら既存の無断転載アカウントにブロックや通報が相次いだとしても、今度は新しいアカウントを用意して同様の行為をし始める可能性も。Twitterのおすすめ表示などでひょっこり出てきたそれらのツイートに、今回の注意喚起を「喉元過ぎれば…」ですっかり忘れてしまった人々から、多くのいいねやフォローを再び集めてしまうといった、まさに“イタチごっこ”な展開も今後は大いに考えられそうだ。

この手の無断転載アカウントに対して、疑いもなくいいねやフォローをしてしまう人々が相当数存在する現状に関しては、一部の口が悪い向きからは「情弱」「カモ」などとの厳しい批判もチラホラ。逆に、これらの無断転載アカウントはネットリテラシーの低いユーザーを判別するため、ある意味で有益だったのではとの声まであがるなど、散々な言われようである。

かわいい動物をダシにして金儲けをしている者の存在に対して、怒りの声が多く渦巻いている今回の件だが、今後もこういった無断転載アカウントが蔓延るようであれば、その怒りの矛先はそんな「情弱」と呼ばれる人々にも大きく向いていきそうな雰囲気だ。

Next: フォロワーは「カモリスト」入り?

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