有名インフルエンサーに見たTwitterの闇
SNSの良い点は自分の好きなアカウントをフォローして好きな意見を手軽に得ることが出来るという点だと思っていました。
そんな中ある有名インフルエンサーが先ず無料のオープンチャットを開設し、運用開始しました。
僕はその中に入ったわけではないので詳しくは分かりませんが、チャット内でルールが決まっていて、余計なコメントを入れないだとか、推奨的な内容は書いてはならない、あと批判的なことを書いてはならないだとか、いくつかあったと記憶しています。
それを違反すると、管理者権限を持った方が強制退場させるというもの。
もちろん無料なので様々な方がその中に入ったようですが(5000人?)、当然のごとくそのチャットは大荒れ。
このオープンチャットに関してTwitterで大論議になりました。
実はTwitterである程度フォロワー数が集まると、オープンチャットや逆にクローズドなチャットルームを作るのが一つの流れの様です。
今『ルフィー』の事件でも話題になっていますが、Telegramと呼ばれる履歴が残らないチャットなどで情報交換をしている個人投資家もいるようです(実はやってはいないですが、僕も誘われたことがあります)。
内容に関しては見たことがないので、それがアウトかセーフかわかりませんがどうやらTwitterを経由して、自分の仲間を作りたいという気持ちになるようです。
確かに仲間と楽しくあーだこーだ意見を出しながら株知識を高めていくなんてすばらしいような気がしますが、物事はそれほど簡単には行かないようです。
Twitterのフォロワーなんて別に友達でもないわけですから、もちろん豹変することもあります。
このオープンチャットの運営に関する批判(ここではあえて誹謗中傷とは言わないことにします)がすごくて僕は
こんなの僕にはできない
と思いました。
すると、今度はこのインフルエンサーがチャット入会を会費制(2000円)にすると発表。
これでこのインフルエンサーを巡って一部株クラは大荒れに荒れています。
今日のフォロワーは明日の敵ではないですが、もちろん2000円という金額に賛同する投資家の方は一定数いますが、タイムラインに流れてくるのは批判だけ。
これはTwitterの闇だな
僕も気を付けないと!と感じた瞬間でした。
しかし一方で少し腑に落ちない点もありました。
有料情報に価値はあるのか?
僕は元証券会社勤務で、必要な情報はお金を払って手にする、もしくはお金を払って情報を手に入れて、それを自分なりに分析するというのは至極普通だと考えています。
もちろん当時はお金を払うのは会社で自分の懐が痛んでいるわけではないので、少々状況は違うかもしれませんが、それでも情報は無料ではないという意識は確実にあります。
もちろん自分が必要だと思ってお金を払って得た情報が、全く使えなければその契約を切るだけです。
そもそもその考えが間違っているのではないかと思い、昨日、元同僚とランチをした時にこの話をしました。やはり同じ考えでした。
情報は金で買うもので、それ故に情報がビジネスになるという話をしました。
考えてみれば、例えば他のSNS、例えばInstagramやTikTockを収益化しているインフルエンサーは少なくありません。
それはお金配りの怪しげなものもありますが、そうでないものも多数存在しているし、同じように批判もあるとは思いますが、それでもそれを生業にしているアカウントが多数あります。
僕は〇探だとかにお金を払っていません。何故ならその情報が必要だと感じないからです。
一方、以前読まないといった日経電子版だとかは契約しています。それはその内容は良くも悪くも日本経済の現状を主観的ではあるものの伝えるメディアだからです。
話を2000円のチャットルームに戻すと、その批判の根源はどうやら
今まで無料だから支持していたのに、有料なら相応の内容ではないからやらない、他に無料で優良な情報が取れるので有料は必要ない
辺りではないでしょうか?
先ず有料なら相応でないからやらない、という批判はまっとうなものです。
裏を返せば、内容が金額に伴っていれば、やっても良いという批判、というかある意味叱咤激励にも聞こえます。
無料で優良な情報が取れるという批判は少々疑問があります。
その優良な情報の判断基準は何かなと思ってしまいます。
自分にとって都合が良いこと?
もしくは自分が知らないことをもっともらしく無料で語るアカウント信者?
僕は無料程高いものはないと考える派なので、無料だと何か裏があるのでは?とすぐ思ってしまいます。
一方運営サイドの戦略も何となく見え透けてきます。
結局、無料オープンチャットが荒れたので、ある程度フィルタリングするために、本当に支持してくれているフォロワーは2000円払っても参加してくれるだろうという考えがあり、批判を無視できるメンタルがあるならば(僕にはありません)、なんら問題はないと思います。
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