fbpx

日経15円高の小動き/ウォール街からオバマへ「株高」のプレゼント?(5/26)

G7出席のオバマ大統領に投資家のプレゼント、夏相場にも期待か

5月25日(水)のNYダウが145ドル高と、前日の214ドル高に続いて大きく上昇し注目となっている。住宅販売の好調など景気の堅調なことが評価されていることがあるが、実は、違った背景がチラついているようだ。

  1. 先に行くほど大統領選挙が控えているため(動き難くなることから)、今のうちにひと相場
  2. 6月に追加利上げが行われたとしても、次は12月まで利上げ問題から解放される
  3. アメリカの景気を拡大に結びつけたオバマ大統領の(今回が最後となる)G7出席に対し、ウォール街がNYダウ高のプレゼントをした

といったことがあるようだ。

NYダウ 日足(SBI証券提供)

NYダウ 日足(SBI証券提供)

G7は、企業でいえばパーティのようなもの。業績と株価が堅調な社長は胸を張れる。ましてや、世界が注目する先進国首脳会議となれば、経済でひとり勝ちのアメリカは存在感を大いに発揮できる。当然、アメリカ株式会社であるオバマ社長に対し、ウォール街からの「株高プレゼント」が用意されたとしても不思議ではないだろう。

もっとも、G7のあとは要注意である。早速、6月には利上げの可能性が待っている。かなり織り込んでいるとはいっても、景気にとってはプレッシャーとなるだけに、調整安の可能性はあるだろう。しかも、G7後にはG7各国がどのような景気対策を採ってくるか未知数だし、多くは期待できないということもある。

米大統領選挙まで5カ月。新大統領後の経済、外交政策など不透明なことが多いだけに、先に行くほど相場は手掛け難くなる。今年の夏は利上げを乗り越えてオバマ政権総仕上げを飾る「サマーラリー相場」にもっていくのかどうか、大いに注目される。

【関連】FXディーラーに課される取引ルールの代表例3つ/上手い個人は監視対象!?=岡嶋大介

1 2

日刊株式投資情報新聞』(2016年5月26日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

無料メルマガ好評配信中

日刊株式投資情報新聞

[無料 ほぼ平日刊]
「日刊株式投資情報新聞」は投資家と企業を結ぶ報道型IR支援会社の日本インタビュ新聞社が提供するインターネットの株式専門メールマガジン。当社の提供する媒体は、「日本インタビュ新聞 株式投資情報」をコアとして、「経営者紀行」、「個人投資家向け企業情報 Media-IRソリューション」と幅広い情報網を有する。こうした立体的な情報が、個人投資家に生き生きとした感動のあるニュースソースを実現している。

いま読まれてます

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらXでMONEY VOICEをフォロー