「ストラトフォー」は凡百のシンクタンクではない――
長くなったが、これがCIA系シンクタンク「ストラトフォー」による北朝鮮攻撃のシミュレーションである。結論部分にあるように、将来の本格的な核戦争を回避したいのであれば、攻撃の時期は今しかないと早期の攻撃を促す内容になっている。
先にも書いたように、「ストラトフォー」は専門家が情報を分析し、それを報告書として出している一般のシンクタンクではない。「ストラトフォー」はCIAの元主席分析官であり、いまも米政権の外交政策に大きな影響を及ぼしているジョージ・フリードマンが設立したシンクタンクである。
「ウィキリークス」からのリークで、「ストラトフォー」がCIAと一緒になり、海外で多くのインフォーマント(内部情報提供者)を使い諜報活動をしている実態が明らかになっている。
このように「ストラトフォー」は、CIAと国防省に特殊なつながりを持つシンクタンクである。だからイラク侵略戦争の半年も前に、アメリカの軍事戦略の詳細もシミュレーションできたのではないかと思われる。もちろん実際に攻撃が行われるのかどうか、またいつ行われるのかはまだ分からない。しかし注視しなければならないことは確かだ。
本記事は、未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 2016年6月3日号の一部抜粋です。興味を持たれた方はぜひこの機会に初月無料の定期購読をどうぞ。月初の購読は特にお得です!
未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ(2016年6月3日号)より一部抜粋・再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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