「鎌倉新書」
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鎌倉新書<6184>通期業績推移(SBI証券提供)
業績は大まかに右肩上がりに伸びています。

鎌倉新書<6184>月足(SBI証券提供)
株価はコロナ前にかけて大きく上がっていて、コロナ禍でも少し上がった時はありましたがそこからはあまり伸びず、2018年くらいの水準に戻ってしまっている状況です。
かつてはPER100倍という時もありましたが、今では忘れ去られている銘柄と言えそうです。
高齢社会が進む日本においては、お墓や葬式といったものはある意味で成長産業といえます。
経営陣にはコンサルや金融畑でバリバリやっていた人たちが名を連ねていて、そのノウハウをお墓や葬儀の分野で存分に活用しているというところです。
今後の展開としては、今のお墓や葬儀といったところから、相続や保険不動産などにも足を伸ばしつつあります。
鎌倉新書にも弱い部分が考えられ、今はまだ競合が少ないですが、リクルートなど大手が参入してくると脅威になると思います。
また、システムを全て自社開発しているというわけではなく、外部の業者に任せている部分が大きいようです。
キャッシュフローを見ても、投資キャッシュフローが大きくなっていることがあり、外部にお金を払ってシステム改修を行っているようです。
システムに圧倒的な優位性があるわけではなく、実はあまりお金が貯まりやすい体質ではありません。
業績も、一時は大きく伸びていましたが、最近では少し弱いと感じられます。
かつてPERが高かったところからすると今は20倍と普通の水準となっていますが、安いと言い切れる状況ではないかと思います。

