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小野薬品の割安感強まる~オプジーボの米FDA「画期的がん治療薬」認定で=武田甲州

小野薬品工業<4528>のがん免疫治療薬「オプジーボ」について、戦略的提携先の米国製薬大手「ブリストルマイヤーズスクイブ」社がFDA(米国食品医薬品局)から、進行期膀胱がんの「画期的治療薬」に指定されたと発表されました。今後の株価の見通しについて、メルマガ『 証券アナリスト武田甲州の個別株速報』が解説します。

業績の大幅な上振れに期待感、現在株価は割安感強く

がん免疫治療薬「オプジーポ」販売急増

小野薬品工業<4528>のがん免疫治療薬「オプジーボ」について、戦略的提携先の米国製薬大手「ブリストルマイヤーズスクイブ」社がFDA(米国食品医薬品局)から、進行期膀胱がんの「画期的治療薬」に指定されたと発表されました。

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「オプジーポ」は日本、韓国、台湾では小野薬品が販売権を持っていますが、北米や欧州その他地域では米国のブリストルマイヤーズに権利を譲渡、ブリストルマイヤーズが積極的に臨床試験を進めています。

オプジーポについては今年4~5月に韓国、台湾でメラノーマ、肺がんで承認を取得しています。今期は国内外でオプジーボの販売が急増すると予想されており、小野薬品の業績は会社側予想を大きく超えそうです。

なお、日経産業新聞では1面で小野薬品のオプジーボに関する記事を掲載。一段と注目度がアップしています。

小野薬品工業<4528> 日足 (SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 日足(SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 週足 (SBI証券提供)

小野薬品工業<4528> 週足(SBI証券提供)

株価は4月に5,880円の高値を示現して、その後は大幅調整。28日の株価は4,381円。直近安値3,853円からは上昇していますが、期待度からすれば割安感が強いと思っています。

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証券アナリスト武田甲州の個別株速報』(2016年5月27日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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