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ジョージ・ソロスの売りポジションは、本当にただの「Brexit対策」だったのか?

英国EU離脱ショックで世界の株価が暴落しています。英国民投票の直前、持ち株を売って金鉱株と金(ゴールド)を買っていたソロスはまたもや勝利した、ということです。(『カレイドスコープのメルマガ』)

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英EU離脱で勝利のソロス。それでも危機の「本命」は他にある

英国民が選択した「グローバリズムとの決別」

英国のEU離脱(ブレグジット:Brexit)を決める国民投票で、離脱派が勝利しました。これは、サッチャー政権から本格的に始まったグローバリズムに国益を売り渡す政治と決別しようという英国民の強い意志の表れにほかなりません。

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離脱派、残留派の宣伝合戦は熾烈を極めたものの、ブルームバーグが「各メディアの世論調査は疑わしい。24時間のオンライン投票の結果を常時、公開する」と設けた「英国EU離脱投票指標」なる専用サイトでは、投票日当日のEU残留派は、なんと、わずか25%という結果が出ていました。

これを、EU残留派による世論工作の失敗(つまり、ジョー・コックス議員の死による同情票だけでは及ばなかった)と見るかどうかについては、もう少し時間を要します。

株価、為替大暴落

日本時間6月24日午後0時40分、BBCが離脱派の勝利を報じると同時に、世界の市場は、さらに激しく乱高下。

日経平均株価現物は前場終了時点で-495.95円の下落だったものが、後場スタートと同時に下落幅1,300円超の大暴落となり、午後0時48分には日経平均先物でサーキットブレーカーが発動され、10分間取引が停止されました。

ドル/円の為替レートは一時、1ドル99円台を付けるなど、午前中だけでも8円幅の動き。これほどの為替変動は2年7ヵ月ぶりのことです。

日経平均株価も結局、1286.33円の下げとなる1万4952.02円で取引を終了し、約4ヵ月ぶりに1万5000円台を割り込んでしまいました。

これほどの下落幅は16年ぶり、まさに大暴落と言える荒々しい値動きを演じました。

日経平均先物 5分足(SBI証券提供)

日経平均先物 5分足(SBI証券提供)

米ドル/円 5分足(SBI証券提供)

米ドル/円 5分足(SBI証券提供)

市場関係者の中には、最後の数日で英国王室から何らかのメッセージが発せられるのではと期待する向きもあったようですが、期待に反して王室は沈黙を守り通しました。

イギリス次期最高指導者、ボリス・ジョンソン

そして、日本時間で午後4時、キャメロン首相が辞意を表明し、EU離脱派の民意を反映できる「次の指導者」を選ぶべきだとの声明を出しました。

まだ確定的なことは言えないものの、「次の指導者」とは、前の大ロンドン市長であったボリス・ジョンソンのことを指していると言っていいでしょう。

ジョンソンは、キャメロンと同じ保守党の議員でありながら、EU離脱を強く主張してきました。英国民は、キャメロンではなく彼を支持したのです。

ボリス・ジョンソンは、もともと保守党の次期党首と目されており、その人気の高さから次の英国首相に推す声も高い人物です。キャメロンが辞任すれば、自動的にボリス・ジョンソンが英国の最高指導者の椅子に座ることになります。

Next: またもや勝利のジョージ・ソロス、だが彼の狙いは別にある

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