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ジョージ・ソロスの売りポジションは、本当にただの「Brexit対策」だったのか?

またもや勝利のジョージ・ソロス、だが彼の狙いは別にある

いずれにしても、英国の国民投票の直前、持ち株を売って金鉱株と金(ゴールド)を買っていたジョージ・ソロスはまたもや勝利した、ということです。

BBCがEU離脱が決定したことを発表すると同時に、金の現物は1トロイオンス1355,50ドルと、過去1年で最高値をつけました。一方、円建ての金現物価格は、急激な円高が進んでいるにも関わらず、こちらも午後になってから大暴騰しました。

Gold先物(COMEX) 5分足(SBI証券提供)

Gold先物(COMEX) 5分足(SBI証券提供)

しかし私は、ソロスの投資ポジションの劇的な変更は、英国のEU離脱に備えて資金を避難させたというより、迫りくる米国の市場崩壊に備えたものとの見方を変えていません。
英国EU離脱でも中国でもない、ジョージ・ソロスが怯える「第3の危機」 で詳述

英国のEU離脱が決まったことで、世界市場には未曽有の激震が走っていますが、いずれ市場の混乱は収束します。

元から存在したEU離脱シナリオ?

この段階で言えることは、(編注:王室を含む)英国は実はEUからの離脱を望んでいた可能性がある、ということです。この分析については、ドイツ、フランス、米国、中国の動静を見ながら7月に入ってからにしたいと思います。


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「カレイドスコープ」のメルマガ』(2016年6月24日第162号パート1)より一部抜粋、再構成

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