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再上場「ソニーFG」実質利回り4.3%…今が買い?なぜ株価下落?長期投資のプロがリスクと将来性を解説=栫井駿介

<安定的な配当成長を目指す方針>

ソニーフィナンシャルの株主還元の基本方針には、投資家にとって重要な点が盛り込まれています。

  1. IFRS修正純利益に対する配当性向は50%程度。
  2. 「1株あたり年間配当額の減額は原則行わず、安定的な配当の成長を目指す」。

この方針から、多少利益が減少しても、基本的には配当は減らされないことが期待できます。

さらに、ソニーフィナンシャルは自己資本比率の引き上げも計画しており、現在の時価総額約1兆円に対し、1,000億円という大規模な自己株式取得も予定しています。

ソニーフィナンシャルグループ<8729> 15分足(SBI証券提供)

ソニーフィナンシャルグループ<8729> 15分足(SBI証券提供)

まとめ

ソニーフィナンシャルは、成長性には限界があるものの、高い安定性、配当利回り、そして自己株式取得による株主還元という点で、非常に魅力の大きい銘柄であると言えます。

既存の金融機関にはない「機動力の高さ」も持ち合わせており、持っている価値のある銘柄と言えます。


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image by: photo_gonzo / Shutterstock.com
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バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問 』(2025年10月7日号)より※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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【毎日少し賢くなる投資情報】長期投資の王道であるバリュー株投資家の視点から、ニュースの解説や銘柄分析、投資情報を発信します。<筆者紹介>栫井駿介(かこいしゅんすけ)。東京大学経済学部卒業、海外MBA修了。大手証券会社に勤務した後、つばめ投資顧問を設立。

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