日本国土開発<1887>は20日、岩手県宮古市田老字向山において、田老発電合同会社 を事業主体とする「夜間連系太陽光発電所」の竣工式を執り行ったと発表した。
本事業は、宮古市が推進する「宮古市2050年ゼロカーボンシティ」実現に向けた取り組みの一環であり、宮古市は2022年11月に環境省より「脱炭素先行地域」に選定されている。
夜間連系太陽光発電所は、2015年10月に運転を開始した田老太陽光発電所の隣接地に新設されたもので、パネル容量は2,969kW、蓄電池容量は7,987kWh、一般世帯換算で623世帯分の電力を供給可能である。昼間に発電した電力を蓄電池に蓄え、夕方から夜間にかけて放電することで、昼夜を問わない安定的な電力供給を目指す。
また、市民参加型事業として、市民ファンドの募集も予定されており、地域住民との共創による再生可能エネルギー導入促進が図られる。同社は、こうした取り組みを通じて、脱炭素社会の構築に貢献していく。
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