米2月JOLT求人件数は688.2万件と、予想を下回った。1月分は724万件と、694.6万件から上方修正された。1月分は30万件近くの上方修正で2022年9月来で最大。昨年12月に5年来の低水準に落ち込んだ655万件から回復し、堅調な結果ととらえられている。食品サービスやホテル、宿泊施設、採掘、建設、製造業、金融、連邦職など広範で減少。連邦職員の削減傾向は継続した。求人件数に対する総失業者数の割合は1.0から0.9へ低下。昨年夏以来で最低となった。
採用者数は49.8万人減、前年同月からは38.7万人減の480万人。採用率は3.1%と、1月3.4%から低下し新型コロナにより経済封鎖入りした2020年4月来で最低を記録。FRBが最も注視している雇用者の労働市場への自信を示す自主的退職者数は15.7万人減少の297.4万人で2020年来で最低。自主的退職率は1.9%と、予想外に1月2.0%から低下し、やはり2020年以降6年ぶり低水準となった。イラン戦争による原油高でインフレ圧力が強まる中、労働市場ではスラックが目立ち、利上げの論拠をさらに弱めた一方、年内の利下げを後押しする。
■2月労働市場ダッシュボード
求人件数率:4.2%(1月4.4%←4.2%)
雇用削減率:1.1%(予想1.1%、1月1.0%)
自主的退職率:1.9%(予想2.0%、1月2.0%)
採用率:3.1%(1月3.4%)
失業率:4.4%(4.3%)
不完全雇用率(U6):7.9%(8.1%)
非農業部門雇用者数:-9.2万人(+12.6万人)
平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.7%(+0.4%、+3.8%)
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