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北朝鮮「真のXデー」は4月19日か? 工作員と化学兵器の攻撃目標は

北朝鮮「真のXデー」は4月19日が有力?

元外交官の原田武夫氏(元アジア大洋州局北東アジア課課長補佐、北朝鮮班長)は、自身の海外向け英語ブログで、「Xデーは、4月19日に予めフィックス(固定)されている」と書いています。

これは、原田氏のパートナーのひとりである匿名のHKD氏によって行われた定量分析の結果から導き出された結果であるとされています。

HKD氏の的中率の高さと、毎回、彼の分析が行われるインターバルから推察すると、米国政府指導層の一部の人々からリークされている機密情報にHKD氏の根拠があると確信するに至ったとのことです。

トランプは、去年の大統領選期間中、シリア戦に明確に「NO」と言いました。しかし、「グローバル・アジェンダ」の文脈においては、彼の個人的な信念などは吹き飛んでしまうと原田氏は言っています。

米国の大統領は、選挙で勝利した瞬間から、自動的に「グローバル・アジェンダ」に適応するように“矯正”されてしまうので、トランプが公約したことが守られる保証はないと。

「グローバル・アジェンダ」は、新しく大統領になった人間のインナー・サークルによって生成されると彼は言います。インナー・サークルとは、共通の目的を持つ排他的小集団のことで、大統領の取り巻きグループ、側近、ホワイトハウスの内的集団を指します。

彼らは、実際に国境を越えて結びついており、グローバル・コミュニティが段階的に何をすべきかについて決定しています。

そして、「グローバルアジェンダ」と呼ばれる彼らの「指令」は、トランプに限らず、「選挙で選ばれた」指導者に、さまざまなチャネルを通じて伝えられたり、ときにサジェスチョンによって暗示的に伝えられます。

こうしたことから、原田氏は、HKD氏による定量分析の結果――「4月19日に予めフィックスされている」という予測に信頼を寄せています。

アメリカ側についた中国の警告

中国は、米中「G2」体制を確固たるものにするため、米国の北朝鮮への軍事介入に反対していません。とはいえ、「北朝鮮が核兵器の廃棄を実行すれば、中国は、北朝鮮の現体制を維持することができるよう積極的に働きかける」ことを約束しています。

これを最初に報じたのは、デイリー・コーラー(4月13日付)です。

また、中国の「環境時報」と国営の「中国人民日報(4月13日付)」は、「これには出口はない。北朝鮮が、もう2発や3発のミサイルを発射しようが、新たな核実験を行おうが、この路線が変更されることはない。ワシントンは北朝鮮を恐れていない再び核実験を行った場合、米国は軍事的解決に踏み切ることになるだろう」と、核の超大国に対して、北朝鮮の挑発が無意味であることを、北の若い将軍に教え諭すように書いています。

さらに、中国のこれらのメディアは、「北朝鮮の現在の動きは持続可能ではなく、金王朝権の存続を危険にさらしている。北朝鮮が核開発を終えないならば、金王朝の終焉は不可避である。そして、今回、たとえ米国が北朝鮮を攻撃しないとしても、結局、すべての制裁が北朝鮮を麻痺させることになる」と強く警告しています。

Next: 北朝鮮はなぜ4月15日に核実験を行わなかったのか?

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