北朝鮮はなぜ4月15日に核実験を行わなかったのか?
中国メディアが報じるところによれば、北朝鮮は当初、太陽節の4月15日に核実験を行う予定だったとのことです。
しかし、その2日前の4月13日に中国の国営メディアが、「北朝鮮が核実験を強行した場合、米軍は本当に攻撃を開始する」との見方を示したことによって、思い止まったようです。
4月13日と言えば、大規模爆風爆弾MOAB(モアブ)がアフガニスタン東部に撃ち込まれた日です。米中、それぞれの軍事ジャーナルは、それ以前に連絡を取り合っていたのです。
ロシアのプーチンはというと、中国政府から、「北朝鮮の青二才の過熱した頭を冷やしてやってほしい」と要請を受けたものの、いまのところ静観の構え。
ロシアと中国は、トランプ政権が世界中を撹拌した後のその上澄みだけをいただこうと、手出しはしないと決めています。
いずれにしても、世界中に横断的に広がっているリアル・ディープ・ステートにとって、もっとも好ましくない結果…それは、北朝鮮が崩壊して、極東から朝鮮半島の核の脅威が消え去った後、日本と韓国が米国の核の傘に依存しなくても済むようになることでした。
しかし、日本の現政権と韓国の政権がもたらした成果は、「米国の完全なる属国に成り下がること」がほぼ達成されそうである、という現実です。
つまり、韓国の場合は、米韓FTAによってそれが達成され、日本の場合は、TPPによって食料を米国に完全にコントロールされた上に、公営水道まで外資に売り渡してしまうことによって、日本人の食卓のすべてが米国にコントロールされてしまうのです。