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勝ち組投資家が「メジャーリーグ=米国株式市場」を目指す当然の理由=東条雅彦

業界No.1日本企業は、バフェット銘柄にどこまで通用するのか?

それでは早速、勝負していきましょう。

◆銀行業界◆

ウェルズ・ファーゴ vs. 三菱UFJフィナンシャル・グループ

<ウェルズ・ファーゴ>
株主資本利益率(ROE):
2011年 11%
2012年 11%
2013年 12%
2014年 12%
2015年 11%
→平均ROE=11%

<三菱UFJフィナンシャル・グループ>
株主資本利益率(ROE):
2011年 10%
2012年 7%
2013年 8%
2014年 7%
2015年 6%
→平均ROE=8%

ウェルズ・ファーゴの勝ちです。

【ここまでの対戦成績】0勝1敗

◆飲料業界◆

コカ・コーラ vs. サントリーHD

<コカ・コーラ>
株主資本利益率(ROE):
2011年 11%
2012年 11%
2013年 12%
2014年 12%
2015年 11%
→平均ROE=11%

<サントリーHD>
株主資本利益率(ROE):
2011年 11%
2012年 5%
2013年 15%
2014年 7%
2015年 1%
→平均ROE=8%

コカ・コーラの勝ちです。

【ここまでの対戦成績】0勝2敗

◆IT業界◆

IBM vs. NTTデータ

<IBM>
株主資本利益率(ROE):
2011年 77%
2012年 88%
2013年 71%
2014年 131%
2015年 92%
→平均ROE=92%

<NTTデータ>
株主資本利益率(ROE):
2011年 5%
2012年 7%
2013年 3%
2014年 4%
2015年 9%
→平均ROE=6%

IBMの勝ちです。

【ここまでの対戦成績】0勝3敗

◆クレジット業界◆

アメリカン・エキスプレス vs. イオンフィナンシャルサービス

<アメリカン・エキスプレス>
株主資本利益率(ROE):
2011年 25%
2012年 23%
2013年 27%
2014年 28%
2015年 24%
→平均ROE=25%

<イオンフィナンシャルサービス>
株主資本利益率(ROE):
2011年 -2%
2012年 6%
2013年 5%
2014年 7%
2015年 0%
→平均ROE=3%

IBMの勝ちです。

【最終対戦成績】0勝4敗

業界No.1の日本企業は、ただの1社もバフェット銘柄に勝てませんでした。

対戦結果のまとめ

日米4社、過去5年間ROEの平均値は次の通りです。

●バフェット銘柄4社

【銀行】ウェルズ・ファーゴ 11%
【飲料】コカ・コーラ 11%
【IT】IBM 92%
【クレジット】アメリカン・エキスプレス 25%

バフェット銘柄4社 過去5年単純平均値 34%

●日本業界最大手4社

【銀行】三菱UFJフィナンシャル・グループ 8%
【飲料】サントリーHD 8%
【IT】NTTデータ 6%
【クレジット】イオンフィナンシャルサービス 25%

日本業界最大手4社 過去5年単純平均値 6%

日本業界最大手4社のROE平均値はたったの6%です。バフェット銘柄4社のROE平均値は34%もあります。

今回取り上げたバフェット銘柄4社(通称、ビッグフォー)は、近年、業績が落ちつつあると言われています。その状況にも関わらず、日本の業界最大手企業はボロ負けしてしまいました。

Next: 「代打、トヨタ!」トヨタ自動車ならアメリカに勝てるのか?

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