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米国市場発「8年ぶりの悪夢」と「ドイチェショック」は始まっている=江守哲

日本株はひとまず下値確認

先週の日本株は下落しました。下げのタイミングにありましたので、想定通りではあります。しかし、日銀のETF買いの影響でしょうか、本来下げるべき水準にまで下げないようです。

やはり大きな弊害がありますね。ここで急落してしまった方が、買いが入ってくるのですが、これでは高値を狙う動きにはなりません。日銀は市場メカニズムを理解していないようです。

日銀の話は申したくないというのが本音ですが(笑)、20・21日には金融政策決定会合があります。

報道では、マイナス金利の深堀が予想されているようです。

一部には、これまでの黒田総裁のサプライズ演出が不評だったことから、新聞社にリークして織り込ませようとしているとの話もあります。

しかし、そんな小手先のことをいまさらやっても、むしろ評判を落とすだけですね(笑)。政策の内容がまずいだけでなく、その発表方法もまずい。これでは、市場の評価は得られません

そもそも、マイナス金利政策はデフレを加速させる政策ですから、意味がないわけです。まさか、これ以上の深堀という大失態はさすがにしないとは思いますが…。

しかし、これまで逆のことばかりやっていますからね、結局また失敗するのでしょうが。

この点から、日銀の政策運営には興味もありませんが、市場への影響を考えると無視するわけにはいきません。どのような政策が発表され、市場の反応がどうなるのか。これをただ確認するだけです。

日銀の「総括検証」

今回は、「総括的検証」も発表されます。これで日銀の考えや今後のスタンスははっきりします。期待せずに待つことにしたいと思います。

しかし、日本株は日銀のETF買いで歪んでしまっているので、本当にやりづらいですね。

フェアバリューとの関係がおかしくなっていますので、外国人投資家も買いませんし、今後の日本株には本当に憂慮しています。

またショートしても収益が上がりづらいですね。

目先のテクニカルポイントは全く変わっていません。いまは重要なサポートの16320円付近で下げ止まっていますので、ここで一度は反発するかもしれません。しかし、それはあくまで短期的な売られすぎ感に対する自律反発でしかないでしょう。

日銀が下値を買ってくれるからといって、日本株が下げないということにはなりません。海外市場で下げが大きくなれば、日本株だけが難を逃れることできない状況です。

特に、金利上昇で債券が売られれば、株式市場に影響がないはずがありません。これまでたっぷりと国債を買ってきた金融機関にとっても厳しい状況になりそうです。

このようなタイミングで、金融政策決定会合があるとは、まさに皮肉ですね。日銀が株価下落のトリガーを引いてくれるのか、非常に見ものです。

Next: 極めて難しい判断を迫られる日銀、まさに歴史的な局面に

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