ニューヨーク・ダウ 踏み止まっている
先週のレポートでは、ADラインに注目した。下値支持線ADラインを維持することが出来るのか、それとも下放れてしまうのかがポイントになったからだ。実際には、ADラインに絡みながら、週末はADライン水準を維持して取引を終えている。
次の注目日は10月26日前後である。
A点水準:約18,100ドル
B点水準:約18,800ドル
今週のポイントは、どちらに放れるのかということである。
あくまでも個人的見解
引き続きADラインに注目したい。ADラインに沿って推移ししていることから、このADラインから上放れるのか、それとも下放れるのかがポイントになるからだ。
(川口の捉え方…取扱いに注意)このもち合いの前半と現在とのローソク足の実体部分の長さが明らかに違ってきている。すなわち、直近のローソク足は同事線のような小さな足になっている。したがって、煮詰まっている可能性がある。要注意である。
値動きのポイント
上昇エネルギーの強い相場は維持されている。上値の第1メドとしては18,500ドル前後を考えたい。上昇エネルギーの強い相場が終焉するポイントは赤丸水準の17,800ドルを終値で割り込むことである
現在のシナリオ
底堅い動きが続く可能性がある。下値支持線ADラインを維持しながら推移をしている。ADラインを割り込んではすぐにADライン水準を回復しているからである。
第2シナリオ
下放れて行く可能性も残っている。直近のレンジの下方の水準で推移しており、上値を抑えられている。つまり、ダブルトップのネックラインの水準を超えることが出来ないでいるからである。
なお、MACDはMACD自体とシグナルが横這いとなっている。スローストキャスティックスの数値は売られ過ぎ状態より上昇に転じ、20%台を回復した。
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