「絆」は気が付けばそこにあるもの
そういえば原発事故後、海外に脱出した人を指して「裏切者」などと言う人がいましたが、これも同調圧力のひとつです。
また、震災後にクローズアップされた「絆」という言葉も、本来は個々人が感じれば良いだけのはずが、何か強制めいた印象があるのも、その根底には絆を押し付けて自分が安心したいだけという発想があるからです。
ほかにも、「みんなでがんばろう」「いっしょにやろう」「つながりを大切にしよう」などなど、いろいろな言葉が飛び交いましたね…。
これも、孤独に耐えられない人の発想です。彼らは孤独をいやがり、誰かに依存したいという搾取的な傾向があります。
彼らは知的弱者であり、ずるい人間です。自分は何をなすべきかではなく、他人に助けてもらおうという発想があるからです。それは単なるもたれあいであり、なれ合い。そんな人たちの集団は、想像するだけで恐ろしいと思いませんか。
そもそも絆とは、誰かに助けてもらうためものではなく、相手を助けたいと思う自分の心です。
つまり相手に求めるものではありませんから、ことさら「絆を大切に」などと叫ぶような種類の言葉ではないということ。仮に叫ぶとしたら、「絆を大切に」ではなく、「相手を大切に」という当たり前の話になってしまうわけです。
また、ネットでつながっているというのも、停電したり電池切れになれば、何の意味もなさなくなるでしょう。
本来、絆を感じるとは、自分は相手を信頼して、相手も自分を信頼してくれているという相互信頼の感覚です。たとえば遠く離れていても、長いこと疎遠になっていても、ふと思い出して「あいつはいいやつだよなあ」と思うこと、あるいは思ってもらえる、そういう関係とも言えるでしょうか。
だから何年ぶりかに会ってもすぐ打ち解けあうし、「困ったことがあったら知らせろよ」となるのです。しかしお互い相手のことを思いやっているからこそ、困っても相手に頼らないわけですが。
そして、それをわかっている一流の人間は――(続きはご購読ください。初月無料です<残約6250文字>)
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