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「核搭載可能なICBM」で世界を挑発する北朝鮮に出口戦略はあるのか?=八木翼

北朝鮮の「出口戦略」とは?

北朝鮮の出口戦略とは何か? これは間違いなく、核保有を認めさせることでしょう。

核保有を認めさせることができれば、小国北朝鮮が大国アメリカとの戦争に勝利したとも言えます。

北朝鮮のミサイルは、すでに日本の排他的経済水域内に落下しています。憲法の言う「武力行使」は、武力攻撃が発生した場合に対して行われます。日本はすでに、武力行使を取っても問題ない状態であると考えています。

武力行使を行うための3つの要件があります。

  1. わが国に対する武力攻撃が発生したこと、またはわが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
  2. これを排除し、わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
  3. 必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

現状がこれらの要件に該当しないとは言えません。恐ろしい状態に突入しているという実感は、ほとんどの日本国民にないでしょう。

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