この後の動き
今回の選挙では、共和党のトランプ氏が大統領になっただけでなく、アメリカの上院、下院ともに共和党が優勢となりました。
つまり、トランプ氏は、かなり思い通りの政権運営ができる状態で、大統領に就任するわけです。
まさかトランプ大統領が、核ミサイルの発射ボタンを押したり、メキシコとの国境に、実際に壁を作ることはないでしょう。
しかし、かなり思い切った政策が出てくる可能性は高いと思いますし、それは日本にも少なからず影響を及ぼすでしょう。
相場は、「大統領が、いかんなくリーダーシップを発揮できる政権運営」を好感します。したがって、今後はリスクオン(円安=ドル高、株高)のムードが続きやすいと予想しています。
為替は円安方向に振れやすくなりますし、日経平均について言えば、すぐにでも17,000円付近まで値を戻すのではないか、と予想しています。
トランプ発言による「波乱」と「2番底」に要注意!
ただし!何と言っても、あのトランプ氏が実際に大統領になってしまったわけですから、今後は、彼の発言ひとつで、米ドル/円が1日に2円~3円急落する、といった「波乱」が、十分に起こりえます。
また、そういった「波乱」が「たびたび起きる」状況になるかもしれませんので、警戒しておかなければなりません。