「手書きの地図」でもないよりはまし!
自分の資産を書き出し、不足している資産は何かが明らかになったら、その次にやって欲しいのは「不足している資産を何年後までにどのくらい貯れば、自分の描いた夢に近付けるのか?」それを計画することです。
お金を貯めるのは、将来大きな買い物をするため。お金の計画を立てることは、自分の将来の夢を実現しやすくすることなのです。
例えば、知らない町へ行くときでも、グーグルの地図アプリがあれば目的地にたどり着ける確率は高いですよね。
でも本当はグーグルのアプリがなくても、手書きの地図さえあれば、何も情報がないよりは、目的地にたどり着きやすくなると思いませんか?
それと同じで、お金の計画を立てると、それだけでお金が貯まりやすくなります。その計画が詳細であればあるほど、お金も貯まりますし、夢も叶うのです。
学術的にも根拠がある「地図」のメリット
これは、学術的にも根拠があります。近年、大脳生理学と心理学の研究で、人の心や脳の働きと、願望の実現との関係が解明されつつあるのですが、それによると、「イメージやビジョン」がいきいきと描ける人ほど、思いどおりの人生が送れることがわかってきたのです。
私にも経験があります。高校生のとき、大学に行きたくてバイトをして受験費用を貯めていた頃のこと。大学進学の後は、出版社に入りたいと思っていました。よく大学ノートに自分の将来の夢を書いていましたし、友人にも話していました。
当時、高校生でバイトをしている周囲の人たちは、いま遊ぶためのお小遣いのために働いている人も多く、バイトが終わった後、遊びにもよく誘われたのですが…。それを断るときに「大学に行って出版社に勤めたい」という夢を話すと、みんな私を遊びには誘わずに、むしろ応援してくれました。
そして私は、大学に行って出版社に入社する夢を叶えたのです。
群馬県の片田舎で、高卒で仕事につきなさいと親に言われていた私ですが、手書きの地図を書くことで、目的地に到達できたのですね。私にできたのですから、あなたにも、きっとできますよ。
『教育貧困にならないために』(2017年4月15日, 16日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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