効率よくお金を増やしたいと考えるなら、30代にしっかりとお金を貯める必要があります。投資の成果が出るのは5〜10年後。ライフイベントが重なる40代前に増やせると楽です。(『教育貧困にならないために』川畑明美)
投資が実るのは5~10年後。もっとも効率的な30代から考えよう
30代のお金管理で将来が決まる
「効率よくお金を増やしたい!」。そのためには、30代のときのお金の管理で将来の家計が大きく変わってきます。
もちろん、40~50代の人が間に合わないということではありません。ただし、金銭的な不安から早く抜け出すには、30代をどう過ごすのかが重要です。この頃にしっかりとお金を貯められると、複利効果を十分に享受できるからです。
私も本格的に投資をはじめたのは30代です。時間をかけることができたので、安全にお金を増やすことができました。
投資でお金を増やすには、少なくとも5年、できれば10年間が必要です。つまり5年から10年は「使えないお金」になりますので、ライフイベントが増える40代前には、ある程度の資産に育っている必要があるのです。
「元本が残らない人」の人生は危ない
つまり、30代に増やしたお金でお子さんの教育費がまかなえれば、元本は残りますよね。預貯金であれば使ってなくなってしまう金額が確保できるのです。
例えば、1500万円を貯めて、さらに増やした500万円を教育費で使ってしまっても、1500万円は残ります。
預貯金で1500万円貯めたとしても、500万円を使ってしまったら、1000万円になってしまいます。
この差は大きいです。
もちろん、40代でしたら、50代で使うお金を増やしてから使うことができます。50代でしたら、60代からのお金に。なので、40~50代でも遅いということはありませんよ。
増やしたお金であればリスクも取れますので、さらに増やすこともできます。
『教育貧困にならないために』(2017年5月8日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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